二月に一時帰国した際、早速訪れた小金井公園のフリーマーケットを見渡した後は、合流した姉と二人で昼食を取る事にしました。公園内にはフード・スタンドなら沢山ありますが、この辺りでちゃんと屋内で座って落ち着いて食事をする場所となると意外と少なく、また公園周辺の飲食店の多くはチェーン店です。しかし玉川上水の陣屋橋近くに、最近姉が見付けた素敵なカフェが在ると言うので、行って見る事にしました。
それがここ、「5884(ゴーハチハチヨン)」。女将さんが一人で切り盛りしている、室内はカウンター席と3~4テーブル位、それにテラス席だけの小さなお店です。テーマはハワイで、穏やかなハワイアン・ミュージックが流れる、木調の安らぎ感溢れるインテリアです。ここ数年出来たお店かと思いきや、もう10年も続いているそうです。この時は未だコロナ規制緩和前だった為、テーブル席にはパーテーションが置かれていました。
ランチはヴィーガン(完全菜食主義食、ただし時々蜂蜜は使用されるそうです)で、日替わり2,3種類から選べるようです。私は、ロコモコ風ランチプレートを選びました。御飯は小豆入り玄米で、お味噌汁付きです。全体的に滋味深い優しい味付けで、最後まで全く飽きる事無く美味しく頂けました。
姉は、ドライカレーを注文。味見させて貰ったら、こちらもほのぼのと優しい飽きの来ない味付けでした。
メインの周りには、地野菜を積極的に使用した、丁寧に作られたお惣菜が盛り沢山。これこれ、こう言う色んな種類の料理の違った味を楽しめる、日本ならではのスタイルが嬉しいんです。私は完全菜食主義者ではありませんが、イギリスでも日本でも外食はヴィーガンやベジタリアン・メニューを良く選びます。イギリスには珍しく色々工夫された独特な料理が多いからで、そう言う地元産野菜をたっぷり頂くのって凄く贅沢な事だと感じます。
今イギリスでは空前のヴィーガン・ブームだそうで、パブ等の飲食店でもスーパー等のお店でも手軽にヴィーガン食が手に入ります。しかしイギリスで売られているヴィーガン食材って、ケミカルな肉や乳製品の模造品ばかりで、何故単純に野菜その物を味わないのか?? …それ位、イギリス人は野菜が嫌いって事でしょね(苦笑)。
食後には、姉の強くお勧めのスパイシー自家製ホットジンジャーを。生姜がガツンと利いていて、まったりと甘くクセになる美味しさです。コース―ターが、ハワイ・プリント。姉妹揃って生姜好きです。
小さい空間ながら、このお店の食べ物と居心地の癒し感は半端ないと感じました。小金井公園を訪れた際は、是非また来ます。春には、テラス席から玉川上水沿いの桜を眺めながら頂くスウィーツが最高だそうです。
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