2026/09/03

オープン・バックのサファイヤ色カボションのブローチ

六月の記録的な猛暑の日に訪れたArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアで、アクセサリー類を多く扱う屋外ストールには、「火傷注意」との張り紙が掲げてある場所も在りました。実際に日当たりの良いストールの金属の商品の多くは、強烈な日差しで熱されて、火傷しそうな温度になっていました。 
古物TV番組「バーゲン・ハント」を撮影中

そんな屋外ストールの一つに、ビンテージ・ジュエリーを幾つか扱っているストールが在りました。物色していると、店のオヤジは「それ一個1ポンドだよ」と声を掛けてくれました。気に入ったのが見付かったので、2個買う事にしました。

その一つがこのブローチで、幅は約5㎝。全体的に逆三角形のような、アクセサリーとしては少し珍しい形をしています。

サファイヤ色のオープン・バックのカボションが、ドドーンと大きく印象的です。

製造年は、恐らく1960後半~70年代で、工場の大量生産化が一層進み、コスチューム・ジュエリーが更に手軽に手に入るようになって来た時代です。しかしもっと古い時代のビンテージ・ジュエリーに比べ、全体的に造りが大味なのは否めません。

装飾的な枠になった台座に嵌め込まれていますが、正直この型抜きも荒っぽく見え、フィリグリーと呼ぶには繊細さに欠けます。

とは言え、このカボションの美しさと存在感は、惚れ惚れする程圧倒的です。カボションの威力だけで、買って置いて良かったと思わせるブローチです。





0 件のコメント: