2025/11/08

紫とクリアの連爪ネックレス

 

九月初旬のアーディングリーのアンティーク・フェア11ポンドで買った4つの連爪ビンテージ・ネックレスの内、これだけは無色透明ラインストーンのみではなく、紫色のラインストーンも使用されていて、地金の色もシルバーではなくゴールドでした。

紫色のマーキス型のラインストーンが金色の地金に映え、中々ゴージャスでシャープな印象です。全体を眺めると、まるで襟のような形をしていて、また直線的で古代エジプトの懐古風とかアール・デコ調に見えます。

連爪のネックレスは、20世紀初頭から1950年代に特に多く出回っていたようですが、これは本当にアール・デコ時代の物、または50年代のデコのリバイバルかも知れません。 

ただしこのネックレスのみは、中央のラインストーンが一個だけ外れていました。丁度連爪の接続された動き易い部分で、地金の爪そのものが折れてしまったようです。やむを得ず、接着剤でラインストーンを補充しました。 

本来ラインストーンが外れにくい連爪でも、地金そのものの素材がヤワだと、または動いて曲がり易い不安定なデザインだと、地金自体の折れてしまう事があります。 

留め具は、もう片方の連爪の端に輪に引っ掛けてパチンと閉める中留め式。この留め具にも極小のラインストーンが糊付け式で嵌め込まれていて、一つ欠けていますが、流石にこの小ささの石の補充は持ち合わせがなかった為、仕方なくこのままにしています。

 

 

 

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