2025/10/28

八苞星型トパーズ色ラインストーンのフィリグリー・ブローチ

 

九月の悪天候の日に開催されたArdinglyアーディングリーのアンティーク・フェアでは、次にこのブローチを半屋内会場で買いました。私の好きなアール・デコ時代のチェコスロヴァキア製のフィリグリーのブローチだと、一目見て分かりました。一番小さなラインストーンが一個だけ欠けていたので、少し値引いて貰いました。

直径は約6㎝で、ボリュームと繊細さを兼ね備えた、古き優雅な時代を偲ばせる充実したデザインです。全体的には、八つの先端を持つ八苞星に近い形をしています。 

ラインストーンは全てトパーズに近い落ち着いた黄色で、中央の一際大きなカボションはオープン・バック式になっており、透明感と美しさが目を引きます。

良く見るとカボションには気泡が入っていて、そんな稚拙さすら愛おしく見えます。

して、一個欠けていたラインストーンはと言えば、きっと家で補修出来るだろうと考えていたからこそ購入しました。数年前に小さなビンテージ・ラインストーンを纏めて手に入れたので、その中に同じ大きさ&色の石が見付かると思っていたのです。ところが、生憎この色は、近い色も含めて全くありませんでした。

それでは、フリマでビンテージ、または中古の壊れたアクセサリーを手に入れて、其処から石を拝借して移そうと考えました。実際に似た色&大きさのラインストーンを使用したビンテージ・アクセサリーを幾つか見掛けましたが、石が幾つも欠けているボロボロの状態のくせに、やたら高い値段を吹っ掛けられて買えませんでした。

その内フリマのシーズンが終わってしまい、じゃあチャリティショップで探すしかないかと思いました。しかし、チャリティ屋ではほぼ現代のアクセサリーしか扱っておらず、しかも今時のアクセサリーには、こんな黄色系のラインストーンはほとんど使われないようです。仕方なく無色透明のラインストーンを補充していますが、欠けたままにしておくよりはマシなのか、返って目立つので無い方がマシなのかは微妙な所です。




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