魔女の森の奥深く

 

以前「進撃の巨人」のエレン・イェーガーに作ったフード付き黒コートが魔導士っぽく見えたので、いつかmomoko DOLLにも着せてみよっと思っていました。

それで、今回そのコートに合うような魔女服をハロウィーン用に作る事にしました。

流石に袖は長過ぎますが、ルーズなオーバーサイズ感は狙った通りモモコにぴったりだし、今っぽさもあります。 

変形ヘムのスカートのせいで、少しだけロックっぽくも見えます。

どうも魔女には裾がギザギザになったような変ヘムのスカートが「らしく」見えるように思えて、どんな型紙で作ったもんかとしばらく考えていました。多分、流浪の民の占い師のイメージと被るからだと思います。 

コートの下は、こんなワンピースになっています。袖を太ボーダーに切り替えて、ちょっとだけ意外性を出すと言うか、スパイスにしました。

スカートに使用した細かい柄布は、今年山小屋風チャリティショップで手に入れた綿ローン。タナローンに近い程薄くしなやかな生地なので、やはりドレープが自然に綺麗に出ます。

こんな円型に沿った細かい連続文様柄は、英語でも maṇḍala 曼荼羅柄と呼びます。

ドール服にとっては最適な細かさと密度ではあるものの、クドさとアクは相当強めなので、魔女服にこそ合うだろうと思いました。

頭には典型的な魔女帽ではなく、スカートと同柄のバンダナを合わせました。

ネックレスにした鍵のパーツは、子供の頃から持っている物。多分実家に転がっていたのを勝手に拾って保管していたとかで、元は何なのか、本当に宝石箱等の鍵なのか単なるパーツなのかは今だ謎のままです。

持たせた箒は、1/12サイズのミニチュアを利用して柄のみ長くしただけの物なので、やはり穂が短過ぎ…。 

ガチゴスで怖い魔女服、キュートなアイドル風魔法少女スタイルも嫌いではありませんが、結局森でキノコ狩りでもしていそうなカントリー魔女が、ドール服として作っていて自分にとっては一番楽しいように感じます。