夏に久々に言った収穫の多かった日のフリマでは、最後の最後にこの飾り皿を買った…のではなく、無料で貰って来ました。そのストールは店仕舞い中で、残った商品は全てタダで持って行ってと言っていたのです。他には、中国人らしき女の子達が、カトラリーの詰まった段ボール箱から懸命に物色していました。わざわざ時間を掛けて選ばず、箱ごと貰って行った方が、売り主も有難いだろうに(笑)。
今までも何度か手に入れている、Poole Pottery プール・ポッタリーのストーンウェアの絵皿です。絵皿と言っても手描きやプリントではなく、レリーフ状に軽く型押しした線画を釉薬で目立たせています。黒々とした艶のある釉薬が、瞳にのみ使われているのが可愛さを高めています。一体このシリーズには何種類の動物が居るのかは分かりませんが、今回は可愛いカヤネズミ (茅鼠)です。草原や河川敷等に生息し、この絵皿に描かれている通り、茅等のイネ科の植物の長い葉を利用し、鳥の巣のような丸い巣を作るネズミです。正式名称をユーラシア・カヤネズミと言い、イギリスのカヤネズミも日本のと同種らしいです。
カヤネズミは日本では最小のネズミで、穀物を荒らす事はほとんどなく、バイ菌やウィルスを媒介するドブネズミのような害獣ではありません。人家に出没する事も普通はないそうですが、私は二度程実家で見掛けた事があります。一度は、弟の愛猫アズちゃんに惨殺されました…。そのカヤネズミも、生息環境の変化により、今では多くの地域で絶滅危惧種のレッド・リストに載る程激減しているそうです。
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