2025/05/19

奥会津の旅 会津柳津虚空蔵尊

一昨年の帰国の福島県の実家に滞在中、姉夫婦がGWに帰省する前に、姉の実家での家事の負担が少しでも減るよう、不用品で溢れゴミ屋敷に近かった実家を鬼のように片付け捲りました。しかし一昨年前のGW中も、姉は実家で仕事をしなければなりませんでしたが、後半に一日だけ義兄の車で一緒に出掛ける事が出来ました。貴重なお出掛けを何処に行くべきかと考え、丁度片付けの最中に「奥会津の旅」と言うリーフレットが出て来て面白そうだったので、それを参考にする事にしました。

目指したのは、只見川沿いの奥会津。その中でも、柳津虚空蔵尊を最初の目的地としました。昔は我が家から会津方面に車で行くのには、まず奥羽山脈を越えなければならず、必ずと言って良い程中山峠で酷い渋滞に巻き込まれました。更に奥会津となると、七折峠と言うその名の通り綴れ織りのスリリングな峠を通り、ここも良く渋滞していました。しかし今は高速磐越自動車道のお陰で、柳津へ行くのは飛躍的に便利になりました。

今回も裏参道から訪問。ここは正式名称を「福満虚空藏尊圓藏寺」と言い、日本三虚空蔵の一つで、一般的には「こくぞうさま」と呼ばれて慕われています。また、宮城県にも柳津虚空蔵尊と言う寺が在る為、こちらは区別して会津柳津虚空蔵尊と呼ばれる事もあるそうです。

雪塊が残る程春未だ浅かった6年前の訪問時と異なり、GW中の初夏なので、眼に眩しい程の鮮やかな緑に囲まれていました。私は子供の頃に何度か柳津虚空蔵尊を訪れ、2019年にもP太と参拝しましたが、宮崎県出身の義兄は仕方ないとして、姉が今までここを一度も訪れた事がなかったのは意外でした。 

この舞台と呼ばれる展望台からの只見川の眺めの素晴らしさには、姉も義兄も心を奪われていたようです。只見川の水量が、正に只者ではないですし。


こちらが本堂正面です。内部は撮影禁止ですが、ちゃんとお参りし御守り等を購入しました。

赤べこの発祥の地と言われる柳津町では、あちこちに巨大赤べこが配置されています。全部で四体居るそうです。これは母べこ満子。

上部にも上ってみました。この季節は、ツツジが美しく咲いていました。

相変わらず時代劇の撮影が出来そうだと思わずには居られない、やたら長い絵になる土塀。立ち入り禁止の庫裏を囲んでいます。

上段には、人形塚と全国的に珍しい桐樹塚、宝物殿等があります。

上段からの、本堂の眺め。 


参道脇に、可憐な野の花が咲いていました。リンドウの一種だと思います。

 

 

 


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