四月とは題打ったものの、内容的にはほとんど先月の記事です。地面の乾く暇がない程悪天候が続くイギリスの冬がやっと終わり、三月に入ってから春らしい日が徐々に増え、三月末にとうとう庭のチューリップが一斉に咲き始めました。この時を、結構待ち望んでいました。
この東端の塀沿いは、元は剪定した樹木を積み上げる庭ゴミ置き場のような悲しい場所でした。やっと3年前に整備し、かなり日当たりが良いので花壇にしました。その時チューリップの球根も植えましたが、昨年、一昨年と春から初夏に掛けて一時帰国した為、実際に咲くのを自分の眼で見るのは今年が初めてなのです。
この一番北端のみは、昨年花壇を延長・増設した場所。以前はP太のソーラーパネル置き場で、その下はタラちゃんの屋外トイレにされていました。去年亡くなった父の思い出にイングリッシュ・ローズ「ガブリエル・オーク」を植え(父はバラが好きだった訳ではないのだが₎、その周囲に宿根草やチューリップの球根を植えました。
花弁が全て右を向いているのは、右側が南だからです。咲いてみて、こんなチューリップだった事をすっかり忘れていました。薄らぼけた赤のようなチューリップは、本当はピンクを植えたはず...。
…と思っていたら、日にちが経つにつれ更に色が薄くなって、ちゃんとピンク色に見えて来ました。
右隣の赤との区別が、はっきり付くようになりました。
この隣にコンポスト・メーカーがあり、更にその奥はコンクリート敷きで、元はガーデンチェアを積み上げていただけでした。が、ここは陽当たりが一層良い為、高さを出してバラ等の鉢植えを寄せ集めて置きました。
庭の写真を撮っていると、早速タラちゃんが自分を見て!と邪魔しに来ます。
実はここにネペタ、すなわちキャットニップも植えてあるので興味津々。
キャットニップの効果は抜群で、この前でゴロゴロ寝っ転がってヘソ天を見せたり。花壇にさえ入り込むので、周囲に植木鉢等を置いて防いでいます。
数日経つと、車庫に近くて日陰だった部分のチューリップも遅れて咲き揃いました。
ここには白いチューリップを植えていた事も、すっかり忘れていました。
普通は春の球根花の中では、水仙の方が放っておいても雑草化する程強靭ですが、我が家の庭では水仙がどんどん消えて行くのに対し、チューリップの方が球根を掘り起こさずとも毎年元気に花を咲かせてくれます。
注目を引く為に、何処であろうと寝っ転がって腹を見せる猫。
ここは実はお勝手口の前の、ゴミ箱の置いてあるコンクリート敷きの通路です。
地面の上で転がって、砂塗れになるよりはマシかと思います。
やっと地面の泥濘が乾き、しかしこれから乾燥してガチガチに地面が固まる前の丁度この時期が、やはり庭造りで一番重要で、昨年、一昨年と思うように進められなかった分、今年は頑張らねばなりません。
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