昨年の東京での桜の満開時に姉と青山霊園でお花見&墓ウォッチングをした後は、六本木ヒルズ森タワーの展望台に行く事にしました。イギリスに移住する前は長年東京に住んでいた私ですが、実はここへ来るのは初めて。
この地域に馴染みもなければ、興味も無かったのです。森美術館が入っているものの、東京に住んでいた間には、行こうとまで興味を引く企画・展示もありませんでした。正直一生訪れる事はないだろう位に思っていましたが、姉が太っ腹にも展望台の入場料を払ってくれたお陰で、こうして初めて行く機会に恵まれました。
まず、ビル入り口前の広場に場所に出ました。以外にも観光客は余り見掛けず、仕事中らしき人々が忙しく闊歩しています。
ややっ、これはP太がバスク地方のグッゲンハイム美術館で見た大蜘蛛と同じではないか‼
調べてみると確かに同じ作品で、世界に合計七体も存在するそうです。ロンドンのテート・モダンにも在るので既に見ているはずなんですが、何故かそれは憶えていません。フランス人作家ルイーズ・ブルジョワに寄る作品で題は「ママン」と言い、その名の通り母蜘蛛のお腹には卵(大理石製×32個)がわしゃわしゃと入っています…。
高速エレベーターで、あっという間に展望台に到着。北東から、時計回りに見て廻ったと記憶しています。
スカイツリーが見えます。義兄は、この麓近くで働いています。
東京タワーの左に見える超高層ビルは、この時オープンして割と間もない麻布台ヒルズだと思います。Google Mapで確認すると(2025年月現在)、未だ建設中になっています。
南東の東京湾&お台場方面。ガラス越しなので、部分的に内装がガラスに反射してちょっと眺め辛くなっています。以前は屋上展望デッキもありましたが、2年前の自殺事件以来閉鎖されたそうです(涙)。この日は快晴だったものの、既に夕方近いので霞んで見え、視界は完璧ではありません。
羽田空港方面では、飛行機が次々に離陸&着陸しています。VSの日本直行便が廃線されてから、帰国にはBAの羽田発着便を利用していますが、遥かに便利でもう成田発着便には戻れません。
南方面の手前に見える双子ビルは、六本木ヒルズ・レジデンツBとC、つまり居住ビル=マンションのようです。
その合間に、「六本木さくら坂」と呼ばれる見事な桜並木の通りが見えます。六本木ヒルズ・レジデンツAの屋上庭園も凄い。凄く整備された墓地も見えます。この周囲には、意外と寺院が多く残ります。
南西奥に見える高層ビル群は…? 都心にしちゃ遠過ぎると姉と二人で思いましたが、多摩川向こうの川崎市の武蔵小杉のようです。昔姉がその隣駅の元住吉に住んでいましたが、その頃は武蔵小杉は正直頗る胡散臭い場所でした。しかし近年都市開発され、タワマンが連立する街に様変わりしたそうです。
西に見えるのは、やはり私がイギリスに去ってから様変わりした渋谷方面。首都高が見下ろせます。
北西には、先程訪れた青山霊園。左下端にヘリポートが見えますが、米軍基地に属しています。ドナルド・トランプが一期目大統領の際、ここから帰米した為に周囲の道路一帯は厳重封鎖され、近辺住民や通勤者からは今だ伝説的な大ブーイングになっているそうです。
北西方面の奥には国立競技場、更にその奥に新宿御苑と、左手に新宿の高層ビル群が見えます。
北の元赤坂方面。ミントグリーンの屋根の宮殿は、赤坂迎賓館のようです。
北方面の手前。右端に見えるのは、東京ミッドタウンかなあ? これ程インバウンドで溢れ返っている東京なのに、しかも桜の満開時なのに、ここの展望台が余り混んでいないのは意外でした。もしかしたら、夜の夜景の方が人気なのかも知れません。
0 件のコメント:
コメントを投稿