以前オーストリアのチロル土産らしい布製ランチョン・マットのセットを、フリマで中古で買いましたが、幾つかはシミが付いていたので、綺麗な部分のみを切り取ってドール服に使おうと思っていました。
ランチョン・マットにしては生地が薄めで柔らかく、ギャザーも十分寄せられそうでした。
そして丁度緑と赤のクリスマス色なので、クリスマスのカントリー・ドレスとして作る事にしました。
デザイン的には子供っぽいので、リカちゃん等の22㎝以下のドールに相応しいと思ったものの、柄の大きさ的には27㎝ドールの方が合って生地が生きると思いました。
27㎝と言えば、うちに居るのはmomoko DOLLとジェニー&フレンズですが、こんなドレスが似合うモデルは中々居なさそう…。と思っていた所、「オレンジショコラ」のモモコが着こなしてくれました。
念の為、チロリアンな生地を使っていると言うだけで、チロル地方やオーストリアの民族衣装を模している訳ではありません。
ジャンパー・スカート、エプロン、白いブラウスのセットです。白ブラウスは以前作った手持ちの中に合う物が無かった為、この服装用に新たに作りました。
ランチョン・マットにはそれぞれポケットが付いていて、揃いのナプキンがセットされる仕組みになっていました。ポケットは剥ぎ取り、エプロンとして活用しています。
ランチョン・マット本体の文様の付いた角が、ジャンスカの身頃部分に来るよう配置しました。
それでも本体の角が一つ余ったので、バブシュカを拵えました。本当にオーストリアの民族衣装と言うよりは、ロシアのマトリョーシカのようです。
これでランチョン・マットの汚れていない部分はほぼ使い切りましたが、ナプキンは未だ手を付けていません。
後姿は、こんな感じ。エプロンの腰紐は、結び易いようにリボンにしました。
バブシュカは、肩に掛けてショールにもなります。
試しにエプロンを取ってみると、やはり物足りないデザインです。
ジャンパー・スカート自体は、かなりゆとりのあるダブッとしたフォルムです。
クリスマスのドール用アウトフィットと言うと、煌びやかなパーティー・ドレスより、やはりこんなカントリー・スタイルの方が好みで寄り多く作ってしまいます。
ドール用なんだから、別に普段自分のしない格好をさせて楽しめば良いじゃん(いえ、カントリー服も着ませんよ)とも思いますが、根本的に家庭でのクリスマスの雰囲気の方が好きなのだと思います。
こんなチロル柄やエーデルワイス等のアルプスっぽいモチーフは、本来クリスマスとは無関係ですが、雪深い事や樅の木等のイメージが、クリスマスっぽいと欧米では好まれているようです。北欧のイメージも然りです。
実際には、多くのキリスト教国でホワイト・クリスマスなんて、夢や憧れか幻でしかないはずですから。
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