2024/11/05

プール・ポッタリーのウサギのフィギュリン

 

イギリスでは商店&商品の種類が日本に比べると凄~く限られている為、もし誰かのプレゼントに相応しい物に出会ったら、年柄年中いつ何処でも予め買って置くのに限ります。古物は一期一会だから尚更だし、期日が迫って切羽詰まった時には中々見付けられないし、特にクリスマスのように複数の人に贈り物をする場合には、労力と出費が時期的に分散されて助かるのです。しかしP太に「今の内にプレゼントを買って置くと良い」と提案しても、例え誰かの誕生日の2カ月位前だとしても、さっぱり聞く耳を持たず、ギリギリになるまでプレゼントを用意する行動を起こしません。ところが九月にアーディングリーのアンティーク・フェアを訪れた際は、「このフィギュリンはお義母さん用のXmasプレゼントに買って置くと良いよ」と勧めると、非常に珍しくあっさり承諾しました。

義母も好きな、イギリスの名窯「Poole Pottery プール・ポッタリー」製です。度々見掛ける動物柄の絵皿と同シリーズのようで、同じベージュ色の陶土で出来ているズッシリ重いストーンウェアです。

毛並みや瞳など彫られた筋にのみ、絵皿同様に焦げ茶の釉薬が使われているようです。しかしこのシリーズで、今までフィギュリンは見た覚えがありません。

写実的で色味も渋い生真面目な造形ながら、ぽってり丸い可愛いウサギ(多分仔ウサギ)を表しています。

短い後ろ脚で、一生懸命搔き搔きしているポーズも可愛い。

どの角度から見ても、可愛いフュギュリンです。多分P太は、年柄年中誰かの贈り物の事を考えて煩わされるのが嫌いなのだと思います。しかしこれは、義母の好みにズバリ合いそうな上、珍しいアイテムの割に値段は手頃(5ポンド)だったのが、あっさり了解した理由かも知れません。

 

 

 


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