2024/11/07

紺と黄色のビンテージ・スカーフ

ビンテージ・ジュエリーだけでなく、ビンテージのスカーフも姉が喜ぶので、アンティーク・フェアやモールでは大抵ビンテージ・スカーフも物色しますが、生憎姉の好みに合いそうなビンテージらしいお洒落な柄には滅多に出会えません。それで、自分用にフリーマーケットやチャリティショップでコツコツと買い集めていたビンテージ・スカーフ達を、結局今まで使わなかったからと、一度纏めて姉に上げました。改めて眺めて見て、自分でもそのコレクションの方が、フェアやモールで売られているスカーフより余程素敵なデザイン揃いだと確信しました。

それ程イギリスでさえ見付けるのが意外と難しいので、日本のスタイリッシュな古着屋等で売られている、イギリスで買い付けて来たとか言う素敵なビンテージ・スカーフは、価格が高いだけの事はあると思います。

これは今年フリマで出会った、久々に魅力的だと思え購入したビンテージ・スカーフです。そのストールでは、他にも同時代らしき古いスカーフを幾つか並べて売っていましたが、このスカーフのみが、いかにも60年代らしいジェオメトリックなパターンでレトロで、現代の服装に実用出来るファッション性に見えました。

一辺80㎝位の大判で、使用色は鮮やかなネイビー・ブルーとブリリアント・イエローのみ。そして柄は直線と水玉だけで大胆に構成された、潔い程すっきりシンプルなデザインです。

この中央の水玉の大小の組み合わせ方や配置、白地の割合が、また絶妙なデザイン性の高さだと思います。遠目には、まるで少し花柄のように見えます。

素材はポリエステルですが、質の良いスカーフにのみ見られる、縁を手巻きしながらかがる「撚りぐけ」と言う独特な職人技で手縫いされています。「WISTEL T」と言うブランドの製品で、生産国はイタリア。スカーフの生産技術では、北イタリアと日本の横浜が世界でダントツだと聞いた事があります。

スカーフの畳み方&巻き方に寄っては、紺色と黄色の目立つ割合がかなり変わる為、印象が違って見えるのも、このスカーフのお洒落で面白い所です。




 

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