今年日本に帰った時、リサイクル・ショップでリカちゃんのお友達人形「みゆちゃん」を購入しました。みゆちゃんもまた、リカちゃんフレンズの中では割と特徴的な雰囲気なので、前から欲しいと思っていました。
みゆちゃんは、リカちゃんフレンズの中でも一際柔和で甘く愛らしいフェイス・プリントが印象的で、その顔立ち通りに動物や赤ちゃん、お花が大好きな、献身的で心優しい性格と言う設定です。生き物と仲良くなるのが得意で、将来の夢は獣医さんかトリマー。
リカちゃんの友達人形の中では、お姉さんタイプの面倒見の良い親切な女の子と言うのは、結構定番らしくていつの時代も存在するのですが(そもそもリカちゃんは妹&弟が沢山いる割にお姉さんっぽくないな!)、みゆちゃんのように、妹キャラっぽくて控え目そうでも優しいお友達と言うのは、多分初登場位に珍しいと思います。
元々彼女は、現在も販売されている「シャイニーフローラルみゆちゃん」と言う、フルレングスのドレスとゴテゴテてんこ盛りのアクセサリーの付いたお姫様バージョンのお人形でした。床に届く余りにも長い非現実的な髪だったので、流石に不便だし毛先が痛んでいた為カットしました。
毛先の傷んだ部分を切り落とすと、サラサラの非常に綺麗な状態の髪のみ残りました。カールを掛けてフワフワ髪にしようかとも考えましたが、髪の状態が余りにも良いので勿体なく、未だどうするか検討中です。
今後巻くかも知れない為に長さをある程度残していますが、もしこれからもストレートのままだったら、もう少しは短い方が良さそう。
更に、元々欲しかったのは最初に発売された前髪付きのみゆちゃんだったので、前髪も作りました。前髪を広く取り過ぎちゃったし、どうしても分け目で割れちゃうんだけど、…うん、やっぱり前髪付きが顔に合っているような。
ついでに禿げ気味だった唇も全部落としてリペし、チークを少し濃くしました。
みゆちゃんには絶対ピンクの服!と前から思っていたので、ピンク地の小花柄のチュニックを縫いました。しかしあえてフリフリのドレスではなく、パンツ・スタイルにしてみました。
ウサギの世話をしたり家庭菜園のお手伝いをして、テキパキ働いている田舎の少女のイメージです。
「みゆちゃんや、外は結構肩が冷えるよ」と、おばあちゃんがレースのショールを貸してくれました。…と言う割に余り防寒にはならないけど(笑)、この三角形の素敵なレース・モチーフは、お友達のキチ吉ちゃんからの寄付品で、ドール用のショールやバブシュカとして使うのにぴったり。
ボディは、今回はデフォルトのまま使用しています。これは、もしかしたら最新の廉価版リカちゃんの中国製ボディなのでしょうか? 腕の付け根が球体式の関節に変更され、腕が開くようになっている点は、従来のボディより絶対使い勝手が良いはずで、特に和装の際に威力を発揮しそうです。腕の途中から針金が挿入され、従来通りに肘が曲がる仕組みになっています。しかし、相変わらず腕と脚はきちんと閉じません。
出版されているリカちゃんの服の本を見ると、良くデフォのボディのままでもお洒落な服装で撮影出来るな…と感心します。デフォはデフォでも市販のボディではなく、撮影用の特別仕様に交換しているかもと疑っています。しかしこんな素朴な服装なら、デフォのボディの不便さや不格好さも然程気にならないようです。
背景道具のウサギ小屋は、Matthew Rice マシュー・ライスのイラストの紙製の箱。反対側は引き出しになっていて、鶏等他の家畜の小屋が描かれています。ミニチュアの垂れ耳ウサギは、ドイツのシュライヒ社の製品。フリマの一つ10ペンスの段ボール箱の中から、発掘して買いました。こう言うドールに役立つ物が結構見付かる為、ジャンクの詰まった箱漁りを止められません(笑)。
撮影している最中も、みゆちゃんのフェイス・プリントはつくづく可愛いな~と惚れ惚れしてしまいました。青い瞳の透明感が淡いブロンドに映えて、正におにんぎょさんのような愛らしさ(…人形だってばw)。 やっぱりアリス服やレース&フリルたっぷりのドレスも、作って着せたくなるみゆちゃんです。
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