昨年の秋の変わり易い天気の日に訪れた、サウス・ダウンズ国立公園の端の村Sttorington ストーリントンの、古い厩の建物を利用したアンティーク・モール「Stable Antiques ステーブル・アンティークス」の続きです。
まずここで気になった商品は、文字が全部手描きの、書店の自費出版らしき古い小冊子。
同じ出版元のシリーズで、発行年代はどちらも多分50年代以前ではないかと思います。ウサギが好き、またはトレードマークだったようです。イラストにも文字にも、素朴な良い味が出捲っています。
古い料理本は、イラストの可愛い事が多いので良くチェックします。当時の物らしい、広告付きの栞も魅力的。しかし調理例のイラストや写真が掲載されている事は滅多になく、歴史的に不味いんぼ大国のイギリスだし、量はパイントやオンス等の大英帝国式表記だし、実際には料理本としては役立たずです。
古い服飾デザイン画にも興味深々。恐らく、1930年代の物だと思います。
手編みのティーコジーは、勝手に英国文化遺産。コテージ(田舎家)型と言うのが、また手編みティーコジーの定番です。色褪せて育った毛糸のレトロな色合いが、溜らない魅力を放っています。
ここでも、大好きなポーランドの木製人形を見掛けました。この人形には柄・色違いで幾つかのパターンがあり、この白いエプロン付きは私も持っているタイプです。
一方こちらのジャンスカに花モチーフは、多分未だ出会った事のなかったタイプ。
木箱にドッサリ詰まっているのは、古いボタンを再利用して手作りしたブローチ。発想は良かったのですが、買いたいに至る程のデザインには後一歩でした。
その脇には、中古ボタンがどっさり袋入りで売られていました。一袋4ポンドです。
多分イヌイットの工芸品だと思います。同じようなイヌイットのフィギュリンが、古物番組で高値で落札されているのを何度か見掛けました。
ここで買い物を楽しんでいる間、外では予報通り雨が降ったり止んだりを繰り返していたようで、やはりこんな天気の日はアンティーク・モールに限る!と思いました。
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