私にとってドール用のクリスマス服で一番作っていて楽しいのは、やはりカントリー・ドレスやフォークロアな衣装です。欧米でも、Xmasには北欧やアルプス地方など雪深い土地のフォークロアが好まれるようです。
今回のドール服は、ちょっとマトリョーシカをイメージして、民族色の濃い目の服装を目指してみました。と言っても、ロシアの民族衣装と言う訳ではなく、漠然と少し東欧っぽい衣装と言った程度です。
袖は、自分にしては思いっきり膨らませたつもり。普段はギャザー寄せが面倒なので真っ直ぐ袖に流れ易いし、パフスリーブがいかり肩の自分自身に致命的に似合わない為に嫌いと言うのもあります。
レースや刺繍テープ等をふんだんに縫い付けて、出来るだけ装飾盛沢山を最初は考えていましたが、根気が無くて結局それ程てんこ盛りにはなりませんでした💦
単に作業が面倒だからと言うだけではなく、組み合わせる要素が多ければ多い程、バランスを取るのが難しくなるからと言うのもあります。
ただ、赤地に黒地の小花柄生地の組み合わせと言うだけでも、結構賑やかにはなってくれたようです。
モデルは、フォークロアを着こなすのなら我が家では右に出る者が居ない、キャッスル製お人形教室スペシャルの三つ編みリカちゃん。髪型だけでなく、甘い顔立ちもピカ一です。
大きな頭巾を取ると、こうなります。ボディはオビツSに替えていて、ピュアニーモよりバランスが良くて好きですが、首の筋っぽいのだけが気になり、頭巾で首を隠していた方が見栄えが良い気がします。
エプロンも外すと、こんな感じ。エプロンがなくとも、フォークロアな服装ではあります。
衣装とXmasの雰囲気に合うからと、ロシアの民芸品の木馬も久々に登場させてみました。
いつも居間の片隅に置いているのに、余り注目していないものだから、引っ張り出して来た時に、こんな大きさだったっけ?と今更意外に思いました。
もっと巨大だと、勝手に記憶違いしていました。背にリカちゃんを乗せるのに、結構ぴったりなサイズです。
しかし、これでもしロシア贔屓とでも思われたら心外です。特に平和を願うXmasに、今のロシアは似つかわしい国では全然ありません。
ただ、フランスの文化は好きだがフランス人は嫌い、中国の歴史は好きだが中国は嫌い、と言う人が居るように、ロシアの国自体は全く腹立たしいけれど、ロシアの伝統工芸品や民芸品はやはり魅力的だと今でも思います。
冬のロシアの御伽噺と聞くと、まず「森は生きている」を思い出しましたが、あれはXmasではなく大晦日の設定のお話なのだと改めて知りました。
しかも、ロシアではなくスロヴァキア民話が元になっている戯曲だとか。かなり小さい頃に人形劇か何かで観て、結構怖い話(12カ月の精が?)だったとしか記憶していません。
どちらにせよ、Xmasに童話的な雰囲気は似合います。それでは皆様、楽しい安らかなXmasをお楽しみ下さい。
0 件のコメント:
コメントを投稿