昨年のクリスマス前に訪れた城下町Rochester ロチェスターでは、相変わらずクリスマス・リースの写真も撮り集めました。いつも駐車する場所は同じで、其処から街へ向かって歩く通りもほぼ一緒なので、一昨年前と同じ家やリースの写真が混じっているかも知れません。
この通りはジョージアン~ヴィクトリアンの重厚な家が立ち並んでいる為、ドア自体も重厚でXmasリースも一際絵になります。
ここ数年、イギリスではドア・リースが流行しているように思います。以前からXmasリースを飾る家は多かったのですが、復活祭中心の春リース、ハロウィーンや収穫をテーマにした秋リースを飾る家も随分増えました。
どちらにせよ、ドア・リースの多さは、その地域の治安の良さや生活のゆとりを物語っているとは思います。
ドア・リースを飾るポイントは、やはりドアそのものとのテイストの一致やバランスだと思います。
また、イギリスの玄関ドアの色は様々なので、その色に映えるリースを選ぶ事も重要です。
ちょっと個性的な藤色のドアに、赤のストライプの大きなリボンがインパクト有り。
勿論飾る位置も大切で、番地表示や郵便受け、ノッカー等の機能を塞いでしまっては問題です。
こんな生葉中心のリースは、主に花屋さんで売られています。
暖色系が混ざらないと、割と大人っぽい印象。
金の代わりに銀が使われると、洗練された印象です。
斑入りの葉が明るく見せて、良い仕事をしています。
このリースは、確かに以前も見た事あるような。端切れを再利用し、ハンドメイド感にあふれています。
紙を丸めたような変わった素材を集合させた、大人っぽいスタイリッシュなリース。
リース自体は至ってシンプルでスタンダードなものの、透かし模様ガラスのドアそのものが素敵。
リースの装飾が全て右に偏っているけど、意図的なのか少し微妙なバランス。
こちらは、片側だけのドア周りに寄せた巨大ボーブルが明らかに意図的だと分かる(さもないとドアが開けられなくなっちゃうからね)、全体的に目を引く玄関の装飾。
歴史の長さを感じさせるペンキ太りした重厚なドアに、赤中心のフォークロアなリースがぴったり。
こちらのドアも、古そうです。松ぼっくりで作られた、素朴で可愛いリース。
カントリー風のリースは、やはり好み。
同じくカントリー・テイストのリースですが、少しだけ日本のお正月の注連縄を連想させます。
ドイツ等の中欧に比べると、窓辺を飾る事には余り拘らないイギリスですが、Xmasはまた別。と言うより、ハロウィーン等のイベント毎に窓辺を装飾する家が、イギリスでも増えて来たのかも知れません。
クリスマス・ツリーは、やはり居間の公道に面した窓辺に飾る家が多いようです。
この家のみは街の中心部近くなのですが、かなり大きなお屋敷で建物自体も立派で、ドア・リースのみならずドア周り、外灯、鉢植えまで、素晴らしいトータル・コーディネイトに拍手👏。
ついでに、これは今年の我が家のXmasリースです。毎年大抵はXmasツリーをトリミングした枝でリースを作りますが、今年のツリーは枝ぶりが良く、トリミングをする必要が全くありませんでした。また、うちのドアは黒なので、深緑色の樅の枝は余り目立ちません。そこで、黒に映える色として、金一色でリースを作りました。チャリティショップで中古ティンセル(モール)だけ買って来て、昔1ポンド屋で買ったベル飾りと余っているボーブルと組み合わせました。金だけでは成金センスっぽいかもと不安でしたが、玄関が公道から5m以上奥まっているので、狙った通り良く映えて見えます。来年もこれを使うかも知れないし、飽きたら新しく作り直すかも知れません。
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