クリスマス当日に義実家から帰宅すると、毎年自分でも悲しい位疲弊仕切っています。この後、本来凄く嬉しいはずの日本の家族や友達からのXmasプレゼントを開けても、頭がボ~ッとして有難みに鈍くなる程疲れ切っている為、ここ数年はXmas前に開ける事にしています。
義実家で自分の好きでもない食べ物を怒涛のように大量に作るのにも毎年ウンザリだし(独りで作っている訳ではないのに)、当然洗い物の数も脂の量もカオス。おまけに、普段夫婦二人で気ままに生活しているから、やはり自分のペースで過ごせない大人数は精神的に相当疲れるのだと思います。そして、毎年その「辛い&つまらない」がどんどん蓄積され、一向に慣れない処か益々Xmasがイヤなって来ていて、正直Xmas当日が近付くのすら憂鬱です。
帰宅した後は、ハイカロリーな食事を取った分を消費する為にも、天気が悪くない限り夫婦でトレッキングに出掛けますが、Xmasで当然商店は全て閉まっているので、街へ行く意味はありません。しかし行先が田舎の教会だと、キリスト教徒でもないくせに気持ちが休まるのを感じます。言うなれば、それは毎年心のオアシスです。
我々のXmas散歩のお気に入りの行先は、ウェスト・サセックス州で最も古いアングロ・サクソン時代の教会と言われるSt. Nicholas' Church 聖ニコラウス(※サンタ・クロースのモデル)教会、通称Worth Church ワース教会です。今はCrawley クローリーと言う比較的大きな町の端に在り、しかもうるさい高速道路の近くですが、村の教会の信仰の素朴さと厳かな雰囲気を今も良く残しています。
州で一番古い教会と言うだけでなく、現役の教会としては国内でも最古級であり、サクソン教会の良く保存された見本として全国的にも貴重です。この湾型のアプスに、古い教会の特徴が良く出ているように思います。
勿論礼拝に参加する訳ではなく、単に周辺を散歩するだけですが、ここへ来るだけで落ち着くと言うか、やっとXmasらしさが感じられ、心が洗われるような気さえします。
行くのは午後なので、Xmasの礼拝は既に終わっています。しかし、時々ポツンと信者が座って思いにふけっている事があり、そう言う時はお祈りを邪魔しないよう中には入りません。しかしXmas当日に単独で祈りを捧げに来る人って、…一体どんだけ深刻な悩みを抱えているんでしょうね💦
ところで、日本人は命日やお盆、春と秋のお彼岸に家族の墓参りに行くのが一般的ですが、イギリス人は一体いつ墓参りするのが普通なのかずっと疑問でした。P太に聞いても、墓参り自体をした事がなく、興味がないから友達&知り合いに尋ねた事もなく、多分耳にしても憶えておらず、要は考えた事もなく(おいおい)全く知識がありません。
しかし、ここの墓地を眺めていると、Xmas仕様に飾られた墓標が多い事から、少なくともXmas時期に墓参りするのは、キリスト教徒にとっては一般的なのだと思います。
近くの遊歩道で、キツネに遭遇! 慌てて撮影した為、生憎ピントの合っていないボケボケ写真ですが、座っている野生動物を見る機会は中々ないと思います。私達夫婦にとっては、十分嬉しいXmasプレゼントとなりました。
昨年のイギリス国内でのお出掛け記事は、やーっとこれで終了です。これでも何度か訪れている場所はすっ飛ばしているのですが、四か月間の一時帰国の空白を取り戻すかのように、イギリスに戻った後は夫婦で熱心にあちこち出掛けたものだから、旅行・お散歩の記事は自分でもあきれ返る程の数になりました(日帰り旅行でさえ内容が長過ぎw)。 それだけ何処を訪れても充実して思い出深かったと言えますし、兎に角平和で健康で歩き廻れた事は有難い限りです。そして来年からは今年出掛けた場所をブログに書きますが、今年は一時帰国せずに冬からせっせとお出掛けしている訳なので、旅行記事の数は今年以上になりそう💦 来年も懲りずに、読んで頂ければ幸いです。
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