2024/04/22

二本松散歩 2

 

二本松駅から霞ヶ城に通じる久保丁坂を登り切った所の左右の尾根伝いに、遊歩道が伸びていました。ここも桜が綺麗そうなので、霞ヶ城を訪れた後に歩いてみる事にしました。

ところが案内板が全く不十分で、遊歩道は橋となって坂を跨いで見えているのにも関わらず、その登り口が中々分からず、しばらく周辺をぐるぐる探しました。

やっと遊歩道に辿り着け、東に向かって進みます。確かに、美しい桜の木は拝めました。

また所々の木々の隙間から、この時は大分霞んで来ていましたが霞ヶ城公園の城山の全景が見えます。

その内、遊歩道は自動車道と並行します。
 

しかし、ここすら案内板が不十分&分かり辛い。

帰りはお寺の多い通りを下って行くつもりでしたが、犬の散歩中の地元民に尋ねても分かりません。結局元来た道を戻る羽目に。

正午はとっくに過ぎていましたが、周辺にはこれと言った魅力的な飲食店が全く見当たりませんでした。ネットで検索し、かなり遠い市街地の西の店へ行く事に。

初めての場所だからか、道のりは本当に遠く感じられました。おまけに、途中の街並みが一向に城下町らしくなくて面白くありません。ほんの一軒ぐらい、こんな古い建物が残っているだけで。

目的の店は、海鮮が得意な和食屋「めぐみ家」。飲食店が在るとは到底思えない普通の住宅地にぽつんと立つもんだから、余計に道のりが長く感じられたのかも知れません。

実際に、到着したのはランチ・タイムぎりぎり。随分歩いたし汗ばむ程暖かい日だったので、思わず昼からビールをかっくらうキチ吉ちゃん。

注文した昼食は、二人ともお刺身と天ぷらのセット「恵定食」。新鮮なお刺身は厚切りで、特製の出し巻き卵が付いているのが嬉しく思いました。

ポテサラも付いて来ます。

私は、ビールの代わりにデザートを注文しました。抹茶アイスと「みねおかどうふ」。

胡麻豆腐のピーナッツ版のような物で、もっちもちのトロトロで、これが一番美味しく印象的でした。

最後に、線路沿いに歩いて駅に戻りました。これは市民交流センター側の、二本松出身の長沼智恵子(高村光太郎の妻)像。彼女は、「ほんとの空」を指差しているようです。

二本松は、霞ヶ城や岳温泉、安達ケ原(黒塚)、智恵子の実家等のスポット的には観光に力を入れていても、街自体の観光は余り構っていないようです。飲食店は本当に少なく、二本松で食事をするなら、花見時期は出店で済ませるか、車で来た場合は郊外に行くのに限ると思います。こんな事も、訪れてみたからこそ初めて分かった事です。

 

 

 

0 件のコメント: