今日3月31日は、キリスト教徒にとっては復活祭、すなわちイースター当日です。これは移動祝日で、日付が毎年異なります。正式な計算法はありますが、基本的に3月22日から4月25日の間の日曜日で、3月中に来る年は結構早めと言えます。イギリスでは復活祭に黄色い水仙を飾る習慣があり、4月末だと遅過ぎて水仙の開花時期は大抵既に終わっています。
復活祭当日前後にも「Good Friday」「Easter Monday」と言った休日があり、また前後に一週間程度の有休(当たり前だが日本と違って簡単に取れる)を加える人も多い為、キリスト教の国にとっては、クリスマスと並んで観光や交通が最も混む時期です。
昨年のXmas前にRochester ロチェスターでイースター柄の布地を手に入れましたが、帰国が迫って新たに作る時間もアイディアもなかったので、今年のイースターのドール服も、今まで作った物を組み合わせて間に合わせました。
ウサギ柄のジャンパー・スカートは、2年前にイースター用に作った物。ピュアニーモ・フェレクションSボディに合わせて作ったので、スカート丈がリカちゃんのオリジナル・ボディでは長過ぎる為、モデルはまたしてもピュアニーモ・ボディのリカちゃんに着て貰っています。
前回この服をリカちゃんに着せた時も気になったけど、ピュアニーモの手パーツをデフォからこの真っ直ぐ指に替えると、腕が異様に長く見えます。撮影の角度にも寄るのでしょうが、ピュアニーモSは何故こんなに色々体のバランスにクセがあるんだろ。ピュアニーモ・フレクションのMやrurukoのXSなら、そんな事はないのに。
中のピンクのギンガム・チェックのワンピースは、やはり数年前にイースター用に作りました。それに、白い付け襟を合わせています。スカートの方が長いので、ワンピではなくブラウスでも十分でした。
ウサ耳フードは、昨年の卯年に正月の着物に合わせて作成。
ウサ耳は可愛いとは思いますが、これを被っていると、撮影の時のドールの画面のバランスを取るのが難しく、途中で外しました。
イースターらしさは減りましたが、ワンピの共布のバブシュカでも十分可愛いと思います。
クリスマスが、ヨーロッパ古来の原始宗教の冬至の祭りと結びついたからこそ、これ程定着したように、復活祭もまた、古来の春の到来を祝う祭りと結び付いたから定着したと言われています。
2年続けて復活祭を祝えないのは、クリスチャンじゃなくとも流石にちょっと寂しい。黄色を始めとするパステル色がテーマ・カラーで、ウサギやヒヨコ、子羊が定番モチーフの、気持ちが高揚する可愛い雰囲気の祭りなのです。
元々主題的に「死」が絡み、実際に暴力や犯罪等の問題が何かと便乗するハロウィーンより、ずっと健全です。
しかし日本はキリスト教国じゃない上、この時期は卒業、入学、桜の花見とイベント続きで忙しく、イベント閑散期の秋だった為に定着したハロウィーンと異なり、復活祭は定着しにくいのではないかと言われています。
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