2024/04/02

三春「カフェアルバロ」の倖せランチ

三春は小さい田舎町ながら、飲食店が結構充実しています。ここ近年は、お洒落なカフェが更に増えました。桜の季節以外は街ゆく人も疎らな正直眠たくなるような町なのに、それらの飲食店には常に客の入ってるのが意外です。中心部は無料駐車場に事欠かないので、車で近辺市町村からランチや喫茶のみを目当てに訪れる人が多いのかも知れません。また、東京都民が鎌倉や川越を日帰り旅行するように、休日にプチ観光がてらに三春を訪れる人が少なくないのかも知れません。地方は更に車社会化が進んでおり、また評判が良ければネットで情報はすぐに広まる世の中なので、返って現在はどんな辺鄙な場所でも飲食店が成り立つようです。そんな訳で、グルメなキチ吉ちゃんが三春を訪れても、きっと満足出来るお店があるだろうと思っていました。

我々が真っ先に目を付けたのが、三春の飲食店の中でも特に高評価の「Cafe Albaro カフェアルバロ」。ここ数年前に出来たお店で、私も入るのは初めてです。立地は町のド真ん中で、元は私のお気に入りのお惣菜を売る肉屋さんの在る場所でした。



人気の300円の季節のサラダ&ドルチェ・セットが現定数量しかない為、開店の11時には既にいつも何人か並んでいます。開店時以外の電話予約は出来なくて、平日でも待つ事必須です。待つと言っても、店内で氏名・携帯電話番号を記入し、順番が来ると連絡してくれる仕組みです。その間、町をぶらぶらしていれば良いのです。と言っても周囲にお店は余りないので、向かい側の三春交流館「まほら」の休憩場所で待つか、お寺や神社をお参りする事になります(三春らしい…)。キチ吉ちゃんの列車が12時位に三春駅に到着したので、すぐに中心部へ出てアルバロへ行き電話番号を記入し、その後一時間以内で入店出来たように記憶しています。

季節のサラダ&ドルチェ・セットは未だ残っていたので、二人共すかさずそれを選びました。こ、これがたった+300円?と疑う程の充実ぶり。季節のサラダと言うよりは…、キッシュやムースも付いて前菜セットですよね。野菜がピカピカ輝いて見え、映えるだけでなく味も新鮮で美味しいのです。

ここの基本はイタリアンで、ランチのメインはパスタやピザ、ドリアです。全てドリンク付き。パスタはトマト・ソース、クリーム・ソース、和風のこがし醤油味、明太子味の四系統のバリエーションがあり(夏は冷製もあるらしい)、キチ吉ちゃんは「菜の花とポーク?(…季節限定で失念しました)」のクリーム味、私はめんたいこ味のパスタを選びました。

パスタの茹で加減も、味の塩梅も完璧。

明太子と青紫蘇のパスタって、決してイギリスでは味わえない大好きな組み合わせです。これは青紫蘇が単なる彩ではなく、たっぷり目なのが更に嬉しい。

アイス・コーヒーも、しっかり美味でした。アイス・コーヒーがちゃんとしているかどうかで、その店の実力が出ると思います。

そしてこの日のドルチェは、苺のタルトとアイスクリーム。アイスクリームは割と普通でしたが、タルトがまた美味! これで+300円だなんて、東京なら1000円以上するところだよねーと二人で御満悦だったところ…、

…隣の席に運ばれていた「イタリアンプリン」を見て、二人共逆らえなくなりました。いい歳したオバチャン二人が、未だ喰うか()

プリンには、にっこり微笑むクッキーが付いて来ます。

どれも美味しかったけど、この日はこのプリンが一番感動の美味しさでした。しかもこのプリン、350円(※2023年4月時点)と言うオドロキの安さなのです。

そして我々はカフェアルバロが余りにも気に入ったので、翌日のランチにも再びやって来ました。この日は遅目だった為、季節のサラダ&ドルチェ・セットは売り切れでしたが、代わりに午後二時からのスウィーツ系を注文する事が出来ました。

メインには、キチ吉ちゃんは「トマトとモッツァレラ」のドリアを注文。トロトロで美味しそう。

私は、「まいたけのゴルゴンゾーラ」クリーム味パスタ。

こってり味でも塩気と量が的確で、最後まで美味しく頂けました。

そしてデザートには、私は季節限定の苺味のバスク風チーズ・ケーキを。これが美味しいのなんのって!

一方キチ吉ちゃんは、前日目撃して気になって仕方なかった、季節のクリーム・ソーダを注文。が、これは見た目はインパクトあるものの、食べ辛くて少々期待外れだったそうです。

そして私は、後日ぼっちでもアルバロへ行きました。開店時に並び、季節のサラダ&ドルチェ・セット付きのランチにしました。

通りに面した窓際に、お一人様に最適なカウンター席があります。

この日のサラダ。相変わらず、野菜がピカピカ綺麗で見た目にも食欲をそそります。私より一足先に英国から帰国した宇多田ヒカルが、久々の日本はどうですかとインタビューされて、「野菜が美味しいです!」と答えたのがやけに印象に残っています。

確かにこのサラダや、今回私が日本で食べた多くの野菜に比べると、イギリスの野菜はオーガニックでさえ味気なく美味しくありません。

この日のメインには、「なすときのこ」のこがし醤油味パスタを選びました。


トロトロの茄子が絶品。

この日のドルチェは、黒ゴマのチーズ・ケーキとライチのシャーベットだったと思います。

既に日中は汗ばむ季節になっていたので、ライチのさっぱり感は有難く感じました。


チーズ・ケーキも、さっぱり目の中にもコクがあって美味でした。若いスタッフさんも皆テキパキ働いて丁寧で感じが良く、帰省する際には絶対また行くぞ~と、心に固く誓ったカフェアルバロです。今度は是非、ピザやドリアにも挑戦しなくちゃ。しかしこの記事を書いている最中、悶絶級にお腹が空いて来て苦痛でした。

 

 

 

 

 

 


 

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