2024/02/27

ツイードの見本生地

 

秋頃に山小屋風チャリティショップで、こんな端布の詰め合わせを買いました。全部で10枚入っていて、1パック50ペンスだったと記憶しています。

どれも一枚B6用紙程度の大きさで、羊毛製の粗織りの生地です。端にはファイリングしたような穴が大抵二個開いており、恐らく元はツイードの生地見本帳に挟まっていたのであろうと思われます。

ツイードは元々スコットランドが発祥で、かつてはボーダー地方のツイード川流域で盛んに製造されていたそうです。

今でもスコットランドにはツイードのチェーン店があり、お土産に良さそうな小物も売っているようですが、2年前のスコットランド旅行の際は、生憎立ち寄る時間は全くありませんでした。

日本人がツイードと聞いて真っ先に想像するトラッドでシックな生地だけではなく、かなり華やかで大胆なデザインも混じっています。

勿論、ドール服に利用出来るかもと思い買いました。多くは1/6ドールには生地が厚過ぎ、模様が大き過ぎ、織りが粗過ぎで、例えそうじゃなくとも厚みと面積的に複雑な物は作れそうもありませんが、ショールかケープ、ミニのタイトかラップ・スカート位なら何とかなりそう。

で、作ってみました。シンプルですが、こう言うアイテムはドールのコーデに何かと役に立ちます。織り地は本格的だから、見た目は良さそうです。

これらの生地の中では比較的薄手だったので、裏地を付けていますが、もっと厚いツィードなら、バイアス・テープでパイピングした方が賢明だと思います。織った後に水通しでもしてあるのか、目が粗いのに意外と解れ易くはありませんでした。ショールかケープとスカートを揃いで作るのには、一枚の布の面積が足りません。

このリカちゃんは、姪から譲り受けたキャッスル製お人形教室のリカちゃんの内の一体です。私の好きな茶色い瞳のリカちゃんで、元々甘い幼目のお顔をしていましたが、髪質が結構傷んでいました。それにテイストが、既に持っているキャッスル製お人形教室の金髪+細い三つ編みリカちゃんと、結構被っていました。

そこで三つ編みパーマをしてから、長さをカットしました。PWのCCS 23AW momokoみたいな髪型を目指したので、細かくきつ目に頭頂部まで三つ編みしました。

前髪もカットし(オンザ眉毛好き)、ついでにマットだった唇もりぺし、少しアイシャドーを入れて、我ながら凄く好みのリカちゃんになりました。狙ってそう作った訳ではありませんが、耳脇の髪をかき上げて耳出しになっている所も気に入っています。

髪のちりちりは直りませんが、その内CCS 23AW momokoに倣ってボブにするするつもりです。まあカットはいつでも出来ますが、何せ人間と違って一度切ると生えて来ませんので、しばらくこの長さで遊ぼうと思います。

ボーダー・シャツ+チュール・レースのスカート+エンジニア・ブーツは、ドールにさせるのは大好きなスタイルで、ついつい選んでしまいます。

 


0 件のコメント: