2023/12/21

ルイスのクリスマスの街並み

 

古風なクリスマスの雰囲気を味わうのには、やはり歴史的な町を訪れるのに限ると言う訳で、ケント州の大聖堂と古城の町Rochester ロチェスターを訪れた翌週位に、イースト・サセックス州の古城とアンティークの町Lewes ルイスを久々に夫婦で訪れました。自分のブログを確認したら、2年ぶり近くのようです。

この日は予報では快晴でしたが、…実際には濃霧でした。町のシンボルのお城も、霧に包まれてこの通り。古城に霧は似合いますが。

素敵なお屋敷の多い町なので、クリスマス・リースを飾った素敵な玄関も多く見掛けます。ただし、前庭が広過ぎて中々玄関までは撮影出来ない場合も多いのです。

リースと言うより、玄関のデザインと星型の照明がクリスマスっぽい家。

窓に掲げられた細々とした小物が、何気に絶妙のバランス。

古い建物のサンドウィッチ屋さんは、中のクリスマス・ツリーと共に、黒塗りの窓枠自体が迫力です。

ルイスはアンティーク屋や個性的でお洒落な店の多い事で知られる町で、いつもなら12月にクリスマス・プレゼントを買いに行きますが、今回は既にプレゼントは概ね買い揃えていた為、もし良い物が見付かれば買い加えよう位に考えていたので気がラクでした。

しかし、お気に入りの店の幾つかは、残念ながら消えていました。

この町の戦没者慰霊碑の立つ中心には、毎年大きなクリスマス・ツリーが飾られます。

しかし、この背後の町役場の窓全てに、凄くモダンな蛍光カラーのポスター(?)が掲げられていてウザい。

この慰霊碑からは、ルイスの長いハイストリート(目抜き通り)は急な坂を下ります。12月最初の週末だった為、買い物客も多ければ車も多く通りました。霧深い日は風がない訳で、車の排ガスや民家の暖炉やストーブ等からの煙で、街の空気はかな~り汚れていました。

坂を下りた広場は市場になっていて、クリスマス・ツリー等が売られていました。銀色の土管のような物は、買ったツリーをネットでコンパクトに包んでくれる為の物。スーパーやDIY屋(ホームセンターのような店)で売られているツリーは、予めこのネットに包まれて売られていますが、樹形を確認せずに良く買えるもんだと思います。おまけに、そう言う場所はツリーの値段が滅茶苦茶高いのです。

勿論アンティーク・モールでは、クリスマスならではの装飾や商品を見掛けました。この見事なアーチの下では、記念撮影する買い物客も。

アンティーク・モールの入り口のディスプレイ。ビンテージ・ボーブルで飾られたこのツリーは、正に好み。

こちらは別なアンティーク・モールのツリー。毒キノコ型ボーブルが混じっています。

ビンテージ・ボーブルは、やはりここでも人気で多く見掛けます。

確かにコーンケーブ(中央が窪んだタイプ)や、相当古い魅力的なボーブルが沢山混じっているのですが、このセットなんて45ポンド(8千円以上)だったかな~

これはボーブル自体は大して古くもなく、どーってことないんですけど、カラフルなビニール紐も編まれたレトロなバスケットが好き。

これも、ボーブル自体はプラスティック製で古くはなさそうですが、飾り付けのセンス次第で素敵に見えます。

ビンテージ・ボーブルやオーナメントで固めた、相当ソソられるクリスマス・リース。 

イギリスのクリスマスには欠かせない、「引っ張りっこクラッカー」のミニ版です。こんな潰れた物を誰が買うのかと思いますが(笑)、レトロな色合いには惹かれます。

イギリスで人気の手芸ゴブランの、誰かのお手製のプレゼント入れ靴下。左のサンタさんの顔が、何気に犬っぽいと思いませんか。


キッチュなペラペラのフォイル製の折り畳み式ハンギング・デコレーションは、今も昔も見掛けます。

何だか色合いが、最早東南アジア的。

古い物は何もありませんが、カントリー調のツリーのアイディア。

クリスマスのドール服なんて、このシンプルさで十分可愛いじゃんと思ってしまいました。

発展途上国のクラフト品を売る、フェアトレードのお店で。紙製の卵ケースに入っているのが可愛い、クリスマスのフェルト人形セット。

結局私は買いたい物には、チャリティショップで布の一枚すら中々出会えませんでしたが、期待した通りこの町ではクリスマスの気分を十分味わえました。気が付けば、天気予報と全く違って一日中深い霧で、おまけに寒々しい見た目通りに気温は低かった為、風はなくとも底冷えました。

我が家の在る場所も、予報に反して一日中濃霧だったもんだから、太陽光熱が全く得られなかった~とP太はプンスカ怒っていました。 






 


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