夏頃のフリマで、フェイク・ファーの端布を数枚手に入れました。質は余り良くありませんが、裏地が糊で固めたようなニット地で、ドール服作りには扱い易いファー生地です。値段は、一枚10ペンスだったと記憶しています。
ファーのコートは欧米ではフォーマル・ドレスを着る際の定番ですが、このド真っ赤なファーは、どう見てもフォーマルにはそぐわないだろうと思いました。それでファンキーな星ボタンのショート丈のコートに仕立て、カラフルな星柄ミニ・ワンピースと合わせる事にしました。
ポップなクリスマス・スタイルで、夜の電飾の華やかな街をショッピングしているイメージです。
この和服がこの上なく似合うmomoko DOLLに、ポップな服装をさせる機会は今までほとんどなかったから(狙って作ったのに似合わなくて挫折した事は数度…)、こんな格好はちょっとだけ新鮮に見えて嬉しい。
コートの分厚い襟のせいで髪がかき上げられ、耳が見える状態になっているのも、勝気さが増して見えて良き。
そして、やっぱりモモコは、ヘッドとボディのバランスが抜群に良く、改めてドールとしてもスタイルばっちりだなーと惚れ惚れしています。
1/6ドールにとっては思いの他毛足が長いファーで、コートの全体的なボリュームが、考えていたよりも大分出てしまいました。
襟の毛足の先が顔に掛かって隠す為、ピンセットで避けながら撮影。
最初は同じファーのレッグ・ウォーマーも作りましたが、モフモフ過ぎてまるで「赤いイエティ」状態。ファーのキャップとかも一応考えていましたが、既にコートのボリュームとインパクトが強過ぎて必要ありませんでした。
中に合わせた星柄ミニ・ワンピは、昨年手に入れた使い辛いXmasプリント端布の詰め合わせの一枚で作りました。こんなスタイル&デザインでもない限り、出番が来そうもない布でした。
実際にコートを羽織る際は、ワンピの下の黒タートルは着せていません。背景が黒地の布の為、モモコの黒髪、黒タートル、黒いブーツが見えにくかったのですが、電飾を飾った為に輪郭は見えるようになりました。
この電飾は、1ポンド屋で買った「座標」に使ったアレ。勿論、今はクリスマスの装飾に利用しています。
夜の雰囲気を出す為に、今回夜間に照明を使って撮影しています。どちらにせよ、昼間でも暗過ぎて自然光で撮影する機会はほとんど皆無。
いつもドールの撮影をする私の作業部屋は、真南を向いて大き目の窓がありますが、例え一日中晴れている日でも、イギリスのこの季節は非常に陽が短く、おまけに太陽の位置も低い為、撮影出来る時間はせいぜい午後の1~2時位しかありません。
その点、照明を使えばいつでもどんな天気でも撮影出来ますが、当然照明の強さや角度、距離に寄って、写真の仕上がりもドールの見た目もかなり変わる為、色々勉強して慣れないと難しいわい…と思いました。
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