2023/12/13

ロチェスターのクリスマス・リース・コレクション 1

 

昨年のクリスマス前に大聖堂と古城の町Rochester ロチェスターを訪れましたが、商店の並ぶ中心地から外れた住宅街に駐車した為、クリスマス・リースを掲げたドアの民家を、街へ出る&戻って来る途中沢山見掛けました。

クリスマス・リースを手作りする際の見本にと思い、毎年せっせと写真を撮り集めていますが、同様に考えている方にとっても、ドアのデザインや色、掲げる位置等も含めて、リース作りの御参考になればと思います。ただし、今回は玄関が公道からそれ程近くなかった上、太陽の光が非常に乏しい季節で、更にほとんど日没前後に撮影した為、ピントの合っていない、または霞んだ見えにくい写真が多いのをお許し下さい。

まずは、典型的なジョージアン様式のドアに、恐らく花屋さんで売られていたような基本的なリース。

輪状に編まれた蔓が中心で装飾は控え目なリースの真ん中には、古風な金属製の郵便受けが覗いています。しかし郵便屋さんにとっては、やはりちょっと配達しにくそう。

黒光りする重厚なドアに、赤味のない金色メインのリース。オレンジやシナモン(スティック)は、イギリスのクリスマスには欠かせないクリスマス・プディングやミンス・ミート・パイ、ホット・ワインに使われる為、クリスマスを連想させる香りとされています。

細かい赤い実と枝のみの少し変わったリースは、リボンを使ったドアへの掲げ方にも注目。一般的には、金属製の専用フックをドアの上部から下げます。

リボンがリースの上中央ではなく斜め脇なのと、その周囲に飛びてている赤い実の小枝がミソ。樅のリース部分には、小粒の電飾が絡まっているようです。

真っ赤なドアに、緑のギンガム・チェックのリボンをふんだんにあしらったカントリー調のリース。

シンプルな柊の葉と実だけのリースですが、葉が斑入りなので寂しい印象がありません。複雑な鉄格子が印象的な青いドアにも映えます。

ノッカーに掛った、赤のみの小さなリース。多分枠はなく、ワイヤー入りのティンセル(モール)と、赤い実の蔓そのものが土台になっているようです。

赤いドアだからこそ映える、松ぼっくりと星モチーフの茶系のみのリース。

このリースの素材は一体何だろう?と拡大して見たら、メインは鳥の羽根でした。ベージュ系で纏めてあり、個性が際立つリースです。やたら丸い蜂型のノッカーも、初めて見ました。

スノーベリーの造花(?)がメインの、銀葉で纏めてあるリース。その真ん中に見える、ステンド・グラスの小さな覗き窓も素敵。

楕円形に間延びしたようなリースは、装飾もちょっと投げ槍気味()。しかし真っ黄っ黄のドアは、否応なしに眼を引きます。---2に続きます。

 

 


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