今年最初のイギリスのフリーマーケットでは、このビンテージ・ブローチも買いました。直径約6cmのリース状のブローチで、交互に並んだ模造パールのカボションとラインストーンの大きさは、それぞれ直径1㎜程もあります。
大ぶりですが、けして大味ではありません。その秘訣は、独特な色合いの繊細で美しいラインストーンが使われているから。
このラインストーンは、角度に寄って水色から紫掛った茶系に変光し、少しだけサフィレットに似た不思議な色です。もしかしたら、サフィレットの代用品として1950~60年代に西ドイツで製造されたサフィリーンかも知れないと思っています。それ位、他で見掛けない色のラインストーンです。
ブローチの仕様としては、典型的な1950年代辺りの製造の雰囲気です。ラインストーンは爪留めで安っぽくないしっかりした造りなのも、大味に見えない決め手です。
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