高齢化&多死社会の典型的な宿命で、田舎ですら葬儀屋が混み合っていて、母の葬儀の日程は死亡から一週間後しか取れませんでした。しかしそんなに先延ばしされたお陰で、外国に住む私でも母の告別式に間に合う事が出来ました。姉は母が亡くなった翌日には実家に戻りましたが、其処で一人きりでしばらく母の遺体と暮らしました。今時は田舎でも遺体を自宅に安置する事は余りしませんが、弟は父の時同様に母の遺体を帰宅させる事にしました。弟は徒歩3分程度離れた場所に住んでいるのに、その間実家には寝泊まりはしませんでした。姉は母の遺体自体は気にならなかったものの、大きな家で独りで過ごすのはやはり酷く寂しく、また線香を絶やしてはいけない決まりなので、その煙と暮らすのが喉や眼を傷めて辛かったそうです。
おまけに、弔問客が突然訪ねて来るかも知れないからと、弟から始終実家を離れないように言われた為、姉は自分の食事用の買い物にさえ行けずに大変不便に過ごしていたようです。そして私が実家に到着して告別式も終わった時、流石に弔問客が来る事も最早ないだろうからと(実際には何人かいらっしゃったが)、姉と二人でお昼御飯を外で食べに出る事にしました。姉も私も母を失って気落ちしていない訳がないので、少しでもてっとり早く自分達を癒す為には、美味しい物を食べるのに限る!と思ったからです。
行先は、三春町のイタリアン「CAFEアルバロ」。11時の開店と同時に行き、数量限定早い物勝ちのコスパ最強(プラス350円)の季節のサラダ&ミニドルチェ・セットを二人共注文しました。やっぱり、どのお料理も見た目が洗練されて美しく盛り付けされ、新鮮な素材が生きていて美味しいのです。
メインはピザとパスタを一つずつ注文し、二人で分ける事にしました。まずピザは、「チーズと大葉のしょうゆマヨ」。ここのお料理には大葉が良く使われていますが、イタリアンに全く違和感無く合うし、特にピザとはチーズをさっぱりさせてくれるので、最後まで飽きずに美味しく頂ける効果抜群です。ぱりぱり香ばしいピザ皮も美味。
パスタは、「スモーク・サーモンのクリーム・パスタ」を選択。塩気の利いたスモーク・サーモンと、クリーム・ソースのバランスが正に丁度良い塩梅です。
このお店には、2年前に父が入院した際に、母を何度か連れて来ました。母はピザを始め洋食が大好きでしたが、父が洋食は好きじゃないので、余り食べる機会がなかったのです。
これはその時のお料理。特別メニューのホタテの貝柱と青海苔のパスタでした。クリーム味の青海苔がこんなにパスタに合うなんて!と、唸りたくなる美味しさでした。
この日のドルチェは、バスチーと桜のアイスクリームでした。やはり、どれを食べてもハズレ無し。この時は三春で一番賑わう桜の開花時期まで後もう少しと言う季節で、結局母は桜を待つことなく逝ってしまいました。




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