今年の山小屋風チャリティショップでの初収穫は、このビンテージ・シンディでした。験を担ぐのじゃないにしても、年の初めから出だし上々なのはやはり気分が良い物です。
値段は、現代のバービー等の他の中古人形と変わらず1ポンドでした。かつてこのチャリティ屋で、上半身だけのビンテージ・シンディでさえ5ポンドで売られていた事があるのに、やはり値段を付ける人によってマチマチなのだと思います。まして、どれがどの人形で価値があるかは、余程興味がある人じゃない限り気付きません。
買った時は、相変わらずこんな見るも無残な状態でした。これでは、確かに現代の子供は遊ぶ気にはならず、見向きもしないでしょう。こんな地肌が見える酷い薄毛でも、実は抜け落ちた訳ではなく、元から植毛自体が非常に雑でショボいのです。全体的に逆毛立ってパサパサに乾いてはいますが、髪質自体はまあまあ許せる状態。リアル・アイラッシュは短くなってはいるものの、辛うじて残っています。リップの塗料は、かなり剝げ落ちていました。
ボディは1980年代のペディグリー社の最終期の仕様のようですが、顔は70~80年代の過渡期に見えます。ビンテージ・シンディに時々ある事で、ヘッドの首穴に首がめり込んじゃって、猪首かと言う程短く見えます。あと、右手の指が一本、左手の指先二本が欠けています。ただ、股関節の中のゴムは未だ健在で、珍しく腰砕けではありません。肩が盛り上がったボーダー・チュニックのアウトフィット(超絶だっせー)は、80年代のバービーの物です。
しかし黒いウェスタン・ブーツは、シンディのオリジナルなのが嬉しい。ビンテージ・シンディのフットウェアも、eBay等で買うと5ポンド以上はしますから。このタイプで黒は未だ持っていなかったし、タイツやソックス等を履いた上からでも着脱し易く、度々コーデに役に立つブーツなのです。
首の短さは、一度ヘッドを引っこ抜き、首穴をカットして広げて解決。しかし油断すると、再び頭が首に沈みます。リップはリペイントし、ついでに睫毛も描き足して少し濃い目にメイクしました。
髪は整えてジェルで濡らしてポリスリーブで押さえ、傷んだ部分を切り落としてウルフカット風ボブにしました。それでも襟足が浮いてしまうので、ラップでマフラーのようにぐるぐる巻きに固定してしばし放置しました。
欠けた指の修理方法が「Dolly Bird」に掲載されていたように思いますが、ここでは材料が手に入りそうもないのでそのまま放置。 何か良い解決策が見付かったら、その時挑戦します。
オーバーンと言う赤味掛かった栗色の髪なのが、ビンテージ・シンディとしては少しだけレアです。 シンディの基本的な髪色はブロンドで、時々焦げ茶、または黒髪に近いブルネット版も割と見掛けます。
私にとってはオーバーンのビンテージ・シンディは二体目のはずですが、一体目は70年代の製品で髪質が相当悪かったように記憶しています。
ショートにカットしたシンディ、意外とイケるかも知れないと自分では思いました。髪量が元から乏しい分、髪を漉く事なく落ち着きます。今まで最初からショートヘアのシンディと言うと、バブルカットのように予め髪がカールされているタイプで、直毛ボブは存在しなかったはずです。
今回のミニ丈ワンピースには、この着物と同じ、自分のスカートを丈詰めした際の端切れを利用しました。
この生地の柄は、ドール服としては和服のような面積の広い服にこそ生きると、今まで自分では思っていた訳ですが、中々どうして洋服も悪くないようです。
黒地に蛍光色等の花柄が映えて、この小さな面積でも相当賑やかで楽しい柄です。
ところで、80年代の基本的なシンディのボディは、腕と脚がリカちゃんの脚と同じ弾力性のあるソフビ素材で出来ています。これがやたら布が貼り付いて引っ掛かり易い、要は滑りが悪い素材で、またこのボディは可動域が極端に狭い事もあり、着せ替え人形と言えど服の着脱は結構面倒なのです。
特にこのシンディの手脚は、素材が経年で劣化してベタ付いているのか、他のビンテージ・シンディと比べても布地が貼り付き易く更に大変でした。それで、こんなシンプルなパターンの服ですら、袖を通し易く太めにとか、後ろ開きを大き目に取る等の、着せ易い工夫をしています。
タイツやソックスも、普通のストレッチ素材では中々脚を通らない為、かなり太く作られた物しか履かせられないのですが、生地が厚めのタイツを脚の太いシンディが履くと、タイツと言うよりはレギンスに見えます。そういや自分がタイツを履いても時々レギンスに見えるわい、と思いました💦
またこのボディのバストの位置が、かなり上なのも改めて気になりました。乳房は加齢と共に引力に従って下がって来るので(笑)若い証拠ですが、それにしても余りに上過ぎるのではと思います。
白いバッグは、姉が送ってくれたサマンサ・タバサ30周年記念のチャームのガシャポン。細かく良く出来ていて、流石に様になります。
本来こんなスタイルは1960年代風なので、80年代のシンディには既にそぐわないはずなのですが、このシンディのレトロな少女漫画顔には、やはり60~70年代ファッションの方が似合うように思います。
そう言う80年代にしては子供にとっても時代遅れなセンスだった為、大きくリニューアルされて方向性を見失い、結局可愛くなくなって失敗し、イギリスを去る運命になってしまったのかも知れません。
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