2026/01/08

ウラン・ガラスのパウダー・ジャー

郊外型フリーマーケットの、昨年の最後の収穫の一つです。本当は翌々週まで開催予定だったのですが、天気が悪くて事実上その日が最終日となりました。そのストールでは、ヴィクトリア時代の美しいガラス器を幾つか並べていました。売り主の家族の遺品のコレクションとかに見えました

どれも緑掛かったガラスでしたが、売り主はウラン・ガラスが混じっているとは気付いていなかったようです。もし安かったら全部買いたい程でしたが、一つ3ポンドと言われ、私は残金が少なく、ついでに一緒に眺めていたP太は既に現金を使い果たしていました(ちッッ)。最終的には一つ2ポンドと言われたので、私が買いました。

直径は約10㎝。元は蓋が付いていたのに違いない、用途はパウダー・ジャー、すなわち白粉入れのようです。

何故そんな中途半端なアイテムをわざわざ選んだのかと言えば、既に自然光下でさえ異様な程発光していて、これのみは確実にウラン・ガラスだと分かったからです。最早ウラン・ガラスを確認する為の紫外線光(ブラック・ライト)懐中電灯は持ち歩いていませんが、それがなくともウラン・ガラスだとは確信出来ました。

例え蓋がなくとも、乳白掛かった緑の翡翠色に金彩を交えて手彩色された、ヴィクトリア時代の優雅なガラス器には十分見えます。

家に帰ってから、夫婦二人でウキウキと放射線量を測定しました。即座に急上昇する放射線値に、もしかしたら今まで最高地価も??と期待しましたが、P太の記録手帳で見比べると、残念ながら一番には程遠い数値でした。夫婦揃って、久々にウラン・ガラスで盛り上がる良い機会にはなりましたけどね。

どちらにせよ、ウラン・ガラスの放射線量は、最高値でも人体に悪影響を及ぼす程ではありません。しかもアルファ波なので、紙一枚で遮断される為、ガラス・ケースに保管しておけば全く無害です。含有率が高くて危険なのは、アメリカでアール・デコ時代に製造された、ウラン入りの釉薬のオレンジ色の陶器の食器です。こいつを大量にコレクションして家に持っているのは、流石にヤバいそうです。しかしイギリスには出回らなかったらしく、今まで実物を見た事はありません。





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