九月初旬に訪れた超悪天候のアーディングリーのアンティーク・フェアの屋内会場で、一つ2ポンドで買ったビンテージ・ジュエリー三つの内、最後の一つはこのブローチです。
やはりスプレイ型ですが、花や葉を見立てている訳ではなく、単にワイヤーの上にオーバル型のラインストーンが並んでいると言った、どちらかと言えば抽象的な地味で大人しい見た目です。
しかし、紫とクリアのラインストーンの輝きが、シンプルな分際立って見えると惹かれました。
裏面のメインのピンの他に、細いチェーンと極小ピン、いわゆる「保険ピン」が付いていて、それなりに古い時代の製品で丁寧な造りなのが伺えます。
多分回転ピンの未だ無かった時代、不意にピンが外れて落下&紛失するのを防ぐ為に、この保険ピンを付けたようです。
また、実はラインストーンが並べられたワイヤーは、いつものチューブ型(断面が丸)ではなく平ワイヤーで、こんなスプレイ型は初めて見ました。
兎に角、ラインストーンの透明感がうっとり綺麗。使い易い映えるブローチって、案外こんな一見ちょっと大人しいタイプではと思います。
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