2025/10/08

ビンテージ・シンディのドレッサー

七月開催のアーディングリーのアンティーク・フェアでは、買いたくなるビンテージ・ジュエリーには余り出会えなかったので、最後にビンテージ・シンディのドレッサー、つまり鏡台を買う事にしました。

このドレッサーは前々から欲しいと思っていましたが、フリマやチャリティショップでも今まで出会わなかったので、今度アンティーク・フェアで見掛けたら買っても良いかなと思っていたのです。

このように、ビンテージ・シンディの家具が雑多に詰まった段ボール箱から、ごそごそ漁って引っ張り出しました。揃いの椅子込みで5ポンドだったから、チャリティショップ並みの価格です。

こう言った白くペイントされ金色のレリーフで装飾されたエセ・ロココ風の家具は、実際1970年代頃に西洋で流行ったようで、アンティーク・フェアやモールで本物(人間用)を見掛ける事があります。

引き出しにストッパーがなく、油断すると簡単にストーンと外れ落ちる粗末な造りの割に、今まで紛失しなかったのはラッキーでした。また脚の長さが元々揃っていないようで、立たせると安定が悪くガタガタします。

その他にも大きな難点がありまして、鏡部分は取り外しが出来、テーブル後方の溝に差し込む仕組みなのですが、この差し込む為のタブ部分が経年で曲がっており、鏡が前のめりになってしまうのです。 

家に帰ってから自分でタブをお湯やドライヤー等で温めて、これでも出来るだけ平らになるよう直しましたが、未だ前のめり気味です。しかし、写真では意外と目立たないと思いました。

椅子の布は相当ばっちくなっているので、別のビンテージっぽい布に張り替えようかとも考えています。この化繊地は同じ時代のシンディの家具と共通で、ベッドの布団類も同じ柄布から出来ています。

しかし、やっぱりビンテージ・シンディの家具は、子供騙しな玩具然とした色や装飾がなく割とリアルに出来ていて、ドール撮影のシーン・セッターとしてはそのまま使えるのが魅力的です。 

バービーのドレッサーなら今まで何度かフリマで見掛けましたが、やはりあの激しいピンク色がバービー過ぎて使えず、それを買って塗装し直す位なら、ビンテージ・シンディのドレッサーを買いたいと長年思っていたのです。しかし、今まで不思議な位とんとフリマで出会いませんでした。

…と思ったら、その一か月後位に、フリマで同じドレッサーを2ポンドで買う事が出来ました。

こちらは鏡の状態は良くなくストールは無しでしたが、鏡は前のめりになっておらず(ただし最早取り外しは出来ない)、プラスティックはほとんど変色せず白いままで、脚はガタガタしません。

余りに白いままなので、アンティーク・フェアで買った方の椅子と合わせると、返って色の差が目立つ程です。

今回シンディちゃんが着ているナイティは、元々寝巻しか向かないだろと思えるような褪せたプリントのビンテージのサッカー生地で作りました。 

縫い付けたケミカル・レースも、チャリティショップ等でこつこつ集めているビンテージ(と言うか単に中古)の一つ。レトロな少女漫画顔のビンテージのシンディには、やはり古い素材がしっくり来ます。

白いガウンと言うか羽織物は、随分前にモモコ用に作ったものでしたが、ダサかったので保留となりました。七分袖に作ったのにシンディには丁度フル袖だし、ちょっとダサい位のほうが彼女には馴染む(ヒドイ)ようです。

二つのドレッサーの内の一つは、姉に上げようか、それとも黒く塗装してゴス仕様にしようかなどと思案中です。 





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