昨年の夏に夫婦で訪れたアンティークの町Leominster レムスターで、三軒目のアンティーク・モールを回ります。
目抜き通りから一歩奥まったここは、この町の中心部としては比較的新しい、20世紀前半の倉庫の建物を利用したモールでした。その名も、ずばりThe Secondhand Warehouse。
そう言う元倉庫の建物は構造がシンプルで広々としている分、家具中心のアンティーク・モールが多いのですが、ここはガラス製キャビネットが多く並び小物類も充実していました。
特にフィギュリンやビンテージ玩具類が、割と多かったように思います。
この中央に居るのは、かつて日本の義妹にプレゼントした事のあるフンメル人形。無事割れずに日本に到着しましたが、何とその後に義妹が落として壊してしまったとか。それでも気に入って貼り繋いで大事にしているので、義妹の好みのツボには合ったようです。
全く同じ錦鯉のフィギュリンが二つ。登り鯉…?
二階も在ります。
こちらは、パーテーションでストール毎に小部屋に分かれていました。
白いビンテージ布ばかりが、山積みされています。素敵な物が混じっているのかも知れないけど、これを漁って引っ張り出す熱意は流石にないなあ。もう少し、見せ方&売り方を工夫しないと。
優雅な器に見えますが、chamber pot、即ちおまるです。時々、鉢カバーとして再利用する人が居るのです。イギリスの水洗トイレは19世紀末から普及し始めたらしいのですが、これは図案からして明らかにアール・デコ時代(1920年代)の物なので、その時代でもトイレが無くおまるを利用していた家があったと言う事です。
一階の北側にも売り場が伸びていて、割と高級な物が並んでいました。
多分20世紀前半のアーツ&クラフツの、フォルムが洗練されて美しい椅子。
構造はシンプルかと思いきや、更に南側にも半二階のような謎な空間が続いていていました。
この日のアンティーク・モール巡りでは、意外とビンテージ・ジュエリーには余り出会えませんでしたが、この一角のみは結構充実していました。
しかし値段は格別安くもなく、特に気に入ったデザインも見掛けませんでした。
この南側部分は細長く奥深く小部屋に分かれ、一体何処まで続くの?と思える程入り組んだ構造になってました。
戻れなくなるんじゃないかと不安になる程、行けども行けども小部屋が在ります。
この木製小棚と全く同じ物を、別のアンティーク・モールで見て来たばかり。
受話器コレクターってのも、世の中には結構居るもんです。ピアノ型電話は、ありそうで初めて見たかも。
「北斗の拳」に登場する、BBAに変装して毒入りクッキーでケンシロウを殺そうとした雑魚キャラ…じゃないですよね(笑)。結局ケンシロウには、「こんなババアいるか」と一発で見破られますが。ーーーそしてまだまだ続くよ、アンティーク・モール巡り。
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