一昨年の姉との日帰り秩父旅行で、是非観たかったちちぶ銘仙館の見学を終え、暑い中を随分歩いたし、小腹が空いたので飲食店で休憩する事にしました。と言うより、まだまだ秩父で試してみたい御当地食べ物があった為、それらを夕食代わりにしようと目論んだようです。何せ食い意地の息のぴったり合う姉妹なので、特にこう言うお出掛けの際は、食欲も食に対する好奇心も一緒で助かります(笑)。それで番場通りに戻り、レトロな煙草店の建物をリノベした雰囲気抜群の「小池カフェ Cafe de KOIKE」に入る事にしました。
凄く洗練されたお洒落過ぎる店内に見えましたが、実は出来るだけ煙草店当時の古い内装を生かしてあり、返って好感が持て落ち着きます。
タバコを売っていた角のカウンター部分も、外装はそのまんま。
黒光りする木材の神棚、古風なガラス戸棚や襖もそのまま残されています。
建物は昭和初期築で、登録有形文化財になっています。窓が素敵な二階は、古民家ホテルになっているそうです。小池カフェは、豆をベースにした和スウィーツや秩父産オーガニック茶等、地元産の材料に拘ったカフェです。ティラミス等の和スウィーツは、木製の酒升に入って出て来るのがユニーク。
先程見て来た銘仙の版型は、このように掛け軸風タペストリーとして使うと映える事に感心。
この後他で甘い物を食べる予定だったので、二人とも軽食の「本日のゴッフリ」と飲み物を注文しました。ゴッフリとは、クレープよりもガレットよりも薄いパリパリの皮に食材を挟んだ、イタリア・トリノのストリート・フードだそうです。もしかして、ゴーフルのイタリア語?
この日のゴッフリの中身は、ハムや秩父の地野菜でした。ゴッフリの食感が、軽快で独特で旨ッ! 具材とのバランスもばっちりでした。
小池カフェを出た後は、到着時から気になって仕方なかった芋菓子専門店「芋うらら」へ。
メディアでも度々取り上げられる人気店で、夕方近くなのに混んでいました。さつまいもと聞くと川越の名物だと思っていましたが、秩父も歴史ある幻のサツマイモ「太白芋」の産地だそうです。
私達が注文したのは、目の前でうにゅうにゅと絞り出してくれる様子が堪らん、看板商品の「いもんぶらん」。
お芋そのものの美味しさが存分に味わえ、秩父産メープルシロップ使用のクッキーと(秩父でメープルシロップが採れる事に地味にオドロキ)、アイスクリームがアクセントになっています。
そして、大学芋にソフトクリームを乗っけた「蜜いもソフト」。外側がカリッとした大学芋に、蜜とソフトクリームがとろ~りの組み合わせは確かに病みつき。
テイクアウト専門で店内に飲食スペースはありませんが、店の前のベンチ、または隣の蔵の前のベンチで食べる事が出来ます。勿論、二人で半分ずつ分けっこして食べました。
このすぐ近くには、甘酒カフェなんて心惹かれるお店も(甘酒好き)。流石にお腹に入らなくて買いませんでしたが、…本当に食欲への誘惑が多過ぎて、胃が幾つあっても足りない秩父。
最後に、昼食に食べ損ねた秩父名物の豚の味噌漬けの樽詰めを、有名な「肉の安田屋」で義兄へのお土産として(勿論自分達も食うけどね!)買いました。
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