このネックレスは、昨年の夏の終わり頃にフリマで買いました。ビンテージと呼ぶ程古くはないし、然程好みのデザインと言う訳ではありません。その日は収穫が乏しかったようで、せめてもの気休めに買ってみた程度です。が、家に帰って試着してみたら、何だか意外な程お洒落に見えるので驚きました。これを着けるとたちまち着こなしが垢抜けて見える程で、シンプルな無地の麻シャツなんかに似合う感じ。
貝のネックレスと聞くと、小さな子安貝を革紐かジュート紐で繋げたような、サーファーが好みそうなエスニック・タイプ、または昔の海辺の土産物屋で子供用に売られていたような、懐かしくも安っちい物を思い浮かべますが、これはそう言うイメージとはまるで違います。
して言えば、アーティストの手作りっぽいと言うか、イギリスのハイストリート・ショップのファスト・ファッションとして見掛けるデザインではないと一瞬で分かり買いました。小さな貝殻が樹脂に閉じ込められた枠&土台付きの三つのカボションを中心に、貝の破片(研磨はしてある)、さざれ石、ガラス・ビーズ、プラスティックの花等が無造作にワイヤーで繋がれています。長さは、アジャスターを含めてもチョーカー程度しかありません。
テキトウに考え無しに繋げているようで、実際にはこう言う規則性の全くないデザインの方が、バランスを取るのが難しい物です。センスがある人と無い人の差が、コラージュと同じで顕著に出ます。昨年これを手に入れた頃はもう夏も終わりに近く、着用する機会がなかったので、今年の夏は実際付けてみようと思っています。
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