2022/07/10

ラブ・ストーリーは突然に

我が家の周辺には去勢していない雄猫が何匹か住んでいて、恋の季節になると夜間にニャゴ~と雄たけびを上げて、彼女を探しているのを良く耳にします。愛猫タラちゃんは基本的に夜は外出させないし、避妊手術済みなので、そう言う恋の雄たけびを聞いても全く反応しません。

ところが、猫の繁殖期ではないはずの夏、しかも昼間っから、そのニャゴ~が自分の裏庭から聞こえて来たので、二階の窓から目をやりました。

脚先だけ白い黒猫が、タラちゃんに対して明らかに「ビーマイベイビー♡」と言っています。この少し前までは、二匹はお互いもっと至近距離に居ました。

いつもは余所の猫が庭に来ると、尻尾をぶっとくして激怒するタラちゃんですが、この時は非常に珍しく(と言うか初めて見る)怒っていません。

相手が文字通り低姿勢で好意を送っているのだから頷けますが、しかしタラちゃんは相手の突然の好意も分かっていません。尻尾をぶんぶん揺らして、ただ困惑して警戒しているようです。

もし黒猫がタラちゃんに馬乗りになるような事があれば、直ちにすっ飛んで行って追っ払うつもりでしたが、流石にそれはなく、黒猫はタラちゃんには脈が無いと諦めて去って行きました。

 

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