イギリス南東部のバラの開花時期は、大抵日本の東京周辺より一ヵ月程遅くなります。しかし今年のバラの開花は早く、しかも花付きも今だかつてない程良く、早咲きのタイプは五月初めから咲き始めたので、こりゃ五月下旬までには見頃を迎えて見事な眺めになるなあと期待していました。
ところが、五月~六月の気温が概ね伸びず、開花の遅いタイプのバラが咲揃うまでには随分待たされました。
一応我が家の庭では、アーチに掛かるピンクの丸い花弁のバラ「ロウブリッター」の咲揃う頃が、一番の最盛期と見なしていますが、今年は結局六月末で、その頃には早咲きのバラは既に開花を一旦終了してしまいました。
つまり遅咲きの品種が咲き揃う頃には、早咲きの品種の花の多い時期は既に終わってしまい、今年の我が家のバラの最盛期は、期待した程見応えはなかった訳です。
例え四季咲きのバラでも、多く花を付ける時期と一旦休憩時期を繰り返します。
そして、毎年2mを越える背の高さと鮮やかな青い花弁が、バラ中心の庭の素晴らしいアクセントとなってくれるデルフィニウムは、今年は惨めな状態でした。すっくと伸びた茎の途中が、ナメクジかカタツムリに喰われてポッキリ折れてしまったのです。確かにデルフィニウムはナメ&でんでん軍団の好物なのですが、その為に発芽時には毎年根元にナメ避けペレットを念入りに散布するので、こんな事が起きるのは今年が初めてです。成長期に気温が例年より高くなかったせいで、奴らの活動が一層活発だったのかも知れません。
白樺の根元の植えてあるケープ・フーシャ(フィゲリウスorファイジェリアス)は、白樺の幹に括り付けたら、花付きも見栄えも数段良くなりました。花期も凄く長く、もう2カ月位咲き続けました。
今年はスウィートピーの行燈仕立てに挑戦したく、安い種を買って来て育てて開花したら、…これスウィートピーじゃなくてカラスノエンドウ(雑草!)。香りもしないし、花が咲いた時には思わず引っこ抜きたくなりました。これ用に高いオベリスクを買ったりしなかったのが、せめてもです。イギリスで安い植物を買うと、花色や品種がまるで違うと言うのは良く有る事なのですが、安いから品質が悪いと言うのは分かるけど、パッケージの写真と色や品種どころか植物そのものが全く違うと言うのは、明らかに詐欺だと思いますよ(怒)。
ペンステモンは毎年せっせと挿し木するので、沢山の鉢植えがありまりますが、咲いてくれるのはほとんどこの「エレクトリック・ブルー」だけ。義母の園芸雑誌を読んだら、どうもペンステモンの花付きには日光が重要だそうです。庭のレイアウトを替えたので、ペンステモンの鉢植えを陽当たりの良い場所に移動しました。
玄関先のハンギング・バスケットがボロくなった為、今年は新しいバスケットに買い替えました。少し大きなサイズになったので、植物を多めに植えたら、約一ヵ月でこんもり溢れんばかりに育ちました。
ここは北向きで概ね陽当たりは良くないので、日陰に強いベコニアやインパチェンス、スウィート・アリッサム、ロベリアを植えています。
こちらのハンギングには、フーシャと垂れ下がるタイプの華やかなベゴニア(べレコニア)を植えました。ベゴニアって耐陰性が凄く強いし、冬もちゃんと温室で管理すれば毎年咲いてくれるし、バラにも負けない華やかな種類も多く、ハマるかも知れません。
裏庭の花盛り自転車も、花がどんどん密に育って来ました。
庭のタラちゃんのトイレの全く同じ場所に、再び謎の巨大キノコ(通称:う★こ茸)が生えて来ました! しかも今回は二つ。何故夏のこの時期に? しかも完全に乾き切った土の上で、更に劣悪な環境に??
今はラベンダーが満開で、庭のまた一つの見頃を迎えています。前庭のラベンダーは歩道に大きくはみ出してしまった為、刈り取って花弁をポプリに利用するつもりです。
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