七月七日が来る度に、うちにも小さくても良いから竹があれば、七夕が祝えるんだけどなァ…と思っていました。特にP太のような外人ヲタクは、アニメを通して日本の行事を色々知っている為、七夕を祝えば凄く喜ぶはずです。
イギリスでも竹が生えているのは結構見掛けますが、それは古来の植物ではなく、一般家庭の庭木か庭園等の公共地の樹木で、勝手に切り採っても良い自生している竹は存在しません。まして、花屋で笹の枝が売っている訳もありません。そこで、毎年七夕に使えるように、小さな鉢植えの竹を買って来ました。丁度ドールにぴったりのサイズなので、momoko DOLL達に浴衣を着せて、一緒に撮影する事にしました。
しかしよくよく考えてみれば、日本に住んでいた頃も、七夕飾りなんて久しくした事はなく、少なくとも東京に住み始めてからは飾った覚えがとんとなく、数十年ぶりと言う訳です。そもそも日本の七夕の時期って、多くの地方が未だ梅雨の真っ最中で、雨で流れてしまう事が多いと思います。
それ故に七夕飾り自体も短冊と鎖位しか覚えていなくて、改めて検索した所、基本の七飾りがある事や、それぞれ縁起担ぎの意味がある事(日本なら当然か)等を生まれて初めて知りました。
今回モモコの浴衣に使用した生地は、昨年フリマで一枚5ペンスで買った色違いの端布。浴衣以外作るのを思い付かない全くの和柄ですが、イギリス製のようです。「KASURI」と言うパターン名が付いていて、本物の絣ではありませんが、確かに絣風の地模様がプリントされています。
帯は、浴衣の基本中の基本とも言える無地にしました。浴衣の初心に戻って、半襟も帯締めも帯揚げも無し。
黒地の浴衣のモモコには、赤い帯。このモモコ達の足首の関節が緩過ぎる為、下駄や草履を履かせると、スタンドを使ってでも立たせるのが非常に難しく、途中から裸足にしました(苦笑)。
白地の浴衣のモモコには、緑の帯。黄色い無地の帯も作って試しましたが、緑の方が合いました。
星の帯飾りは、私のイヤリング(ピアス)です。
いざ七夕飾りと撮影を、と思ったものの、植木鉢の分、考えていたよりも苗がずっと大きく、撮影場所は奥行きが狭過ぎるわ、背景布の面積が足りなくなるわ、で急遽庭で撮影する事に。
しかし屋外もまた、この季節はドールの天敵・紫外線が一番強く、更に今年に入ってから何故かずっと風が強く、モモコ達が数度すっ飛ばされる事を経験し(ひ~💦)撮影に大変苦戦しました。
モモコ達と比較すると随分巨大な七夕飾りですけど、笹の大きさがドール・サイズな訳ではないし、小さく作るのは面倒なので(笑)この大きさになりました。
こりゃ、ドールに七夕飾りの笹を合わせて撮影するのなら、来年の今頃までには竹を大きく育て、枝を切って飾った方がラクだな~と痛感しました。ただし、どんなに小さな竹の苗でも大切なのは、地植えは御法度、特に建造物の近くには絶対地植えはしてはいけないと言う事です。さもなくば、あっと言う間に繁殖&侵略し捲って、遂には建物の床を破壊します。
この時期のイギリスの夜の始まりは遅く、完全に暗くなって星が眺められるのは夜10時過ぎ頃ですが、少なくとも今年のイギリスの七夕の夜は快晴のようです。
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