2024/10/22

三月のアーディングリーのアンティーク・フェア

 

実はここ一か月以上、ブログにお出掛け記事をアップしていません…。最近何処へも出掛けていない訳ではなく、その真逆で、ブログで更新するのが全く追い付かない程、今年は特に頻繁に出掛けています。その上昨年の日本&イギリスでの小旅行記事さえ未だ山のように残っており、要は頭が混乱して返って書く気が失せたのです。基本的に自分の記録の為に続けているとは言え、旅行の記事は書くのが一際面倒な為、益々億劫になっています。しかし今年のフリマも終了し古物の収穫が乏しくなる今、ブログのネタの穴埋めは旅行記事でするしかありません。このままでは旅行ネタは溜まって行く一方なのに伴い、内容はどんどん忘れて更に面倒臭くなる一方なので、取り敢えず時系列の順番は全く無視して、書き易い物から書く事にしましたので御了承下さい。

帰国中の三カ月間は夫婦で出掛ける機会が無くなるからと、今年の二月からは殊更熱心に、特に三月に入ってからはP太が有休をほぼ全部取って(毎年三月末までに消化しなければならないから)、本当に毎日のように出掛けました。その時の内容は、帰国時に色んな事が起きた為、実際に帰国を終えてイギリスに戻って来るまで、ほとんど記憶から消え去っていました。その中で出掛けた先の一つが、毎度お馴染み英国南東部最大の骨董市Ardingly アーディングリー(アーディングライ)のアンティーク・フェアで、丁度帰国の三、四日前でしたが、日本へ持って行くお土産を追加するのにも良い機会だと思いました。

この日は快晴で、前日の天気も悪くなかったと記憶しています。しかし三月のイギリスの農村地帯はまだまだ寒く、朝はかなり冷え込む為、出店数は余り期待出来ませんでしたが、予想以上の今だかつてない少なさでした。


最近真っ先に覗く屋内会場Jubilee Hallで、P太のお目当ての銀製品商も、この所全く見掛ける事なく、最早このフェアに出店するのを諦めたようです。

いかにも50年代らしいデザインの陶器製の少女の頭像は、頭に穴が開いて花器になっています。この器に花を盛る様子…、結構シュールだ。

半屋内会場も、ガランと空きが目立ちます。

この形は自分には似合わないと分かっていても、刺繍のフォークロア・ブラウスにはつい目が行きます。

その向かい側の半屋内会場も、この通りスカスカ。

布製の絵本は、イギリスでは結構見掛けるアイテム。昔の物は、プリントされた薄い生地を、本当に綴じているだけの簡素な造りです。

最も大きな屋内会場でさえ、やはり以前ほどの賑わいはありません。

50年代の製品らしい、「パイの生地作り」おままごとセット。パッケージの子供の顔の、全く可愛く描かれていないナイ所がポイント。

冒頭にも登場した、巨大なトランプ柄のホーロー看板。

一体何に使われたのか。実際には横に立て掛けられていたのを、縦にして見せています。

コロナ渦中の規制の看板も、最早売りに出されています。今年になっても、コロナに罹る人は結構多いけどね。

子供が遊んでいた状態をそのまま売りに出しているに違いない、ビンテージのトレーシィ人形や古い抱き人形&衣装がみっちみちに詰まったクローゼット型トランク。

紙製の小型トランクは、イギリスでは結構昔から子供用の定番のようで、これには6070年代っぽいレトロなイラストが付いて、かなり年月の経っているのが分かります。

恐らく子供が生まれて初めて作った人形を、親が記念に額装した愛情溢れる物。まるでそうわざと狙って捏造したみたいに、良い味が出捲っています。

初めてこのフェアを訪れた頃は、この並木沿いまでも、敷地全体にストールが並んでいましたが、もうそう言う時代は二度と(少なくとも10年以内は)来ないのでしょう。お陰で今回写真も少なく、編集が意外と楽でした(笑)。

客足も以前より悪いのか、今回は既に正午前から店仕舞いを始めるストールが目立ちました。普通は出店数が少ないからって収穫が少ないとは限らないのですが、この日は自分にとっても内容的に最もショボいアンティーク・フェアとなり、目ぼしいビンテージ・ジュエリーにもほとんど出会えませんでした。結局日本へのお土産を買うのには、大して役に立たなかったと記憶しています。しかし、見るだけなら楽しめる物は沢山あったし、広い会場を歩き回ったので運動になった事は確かです。

 

 

 

 

 

 


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