日本の福島県の実家に滞在する時は、年老いた親の代わりに毎日買い物へ出るので、大き目のエコバッグは必需品です。ところが、母のエコバッグは沢山あるのにも関わらず、どれも漏れなくシミが付いて汚い為、自分で使うエコバッグは別に用意しておいて、母に使われないよう隠しておかなければなりません。姉も、同様にしています。そんな実家で、面白いデザインのトートバッグを見付け気に入りました。しかも、未使用で綺麗な状態。母に尋ねると、珍しくあっさりくれたので、イギリスに持って来て使う事にしました。
両方とも、列車名(愛称名)のロゴマーク、いわゆるヘッドマークが集められてプリントしてあり、鉄道ファンならずともレトロなデザインに心惹かれます。どちらのバッグも、母が購読している雑誌「サライ」の付録のようです。素材は生成りのキャンバス、サイズはB4位でマチ無し。ハンドルは、肩に掛けるのに十分な長さがあります。
鉄に全く詳しくないので分かりませんが、今は運行していない列車のマークが多いのでしょうか。少なくとも右上の「ひばり」は、東北新幹線が出来る前、東京(上野)へ行く為の最速の列車だったのを記憶しています。
こうやって見ると、列車名って鳥に因む名前が多い。ダイレクトに地名もありますが、鳥の軽やかに移動する様子が、列車の名前に合うと思われたのかも知れません。
裏面を見ると、一方は日本鉄道開業150周年を記念しているのが分かります。もう一方のトートの裏面には、サライのロゴだけで単なる付録。
日本らしいモチーフも多く、日本語が今だお洒落と思われているイギリスでこそ、使うのに相応しいと思いました。イギリスでは公共の乗り物を利用する事は、年に一度、二度あるかないかです。しかし、基本的に列車の旅は好きで、特に日本とドイツ語圏では最高に快適だと思います。
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