今年日本に一時帰国した際も、新品のファッション・ドールの他にも、リカちゃんを中心に中古ドールをリサイクル・ショップ等で何体か購入しました。
昨年帰国した際は、姉に数年間預かって貰っていたドール達や、せっせと姉が買い集めてくれていたガチャや玩食等の大量のミニチュアをイギリスに持って帰らねばならなかったので、それらだけで結構な大荷物になりました。
しかし今年はそれが余りないから、少しはドール達を買い増やしても大丈夫…と油断していたら、イギリスでは手に入らないと小物類も色々買い集め、可動式素体も随分買った為、結果的にはやはり大荷物になっちゃった💦
その中古人形の中で一番最初に買ったのが、この「浅田真央リカちゃん」です。7、8年前に、フィギュア・スケーターの浅田真央選手とのコラボで製造販売されました。限定版コレクタブルズにしては生産数が多かったのか、リサイクル屋でも割と多く見掛け、価格設定もそう高くありません。私もオリジナル・アウトフィット&花束付き・箱入り、更にリカちゃんの既製品服が何枚か入った、結構綺麗な状態を1500円(税抜き)で買いました。
購入した決め手は、漆黒に近いアップ髪なので、和服が抜群に似合いそうだと思ったからです。青いアイシャドウも付いていて、リカちゃんにしては少し大人っぽい仕様です。額もオールバックのひっつめ髪の真央さんに対し、このリカちゃんは前髪もあり、顔も似せてある訳でもないし、あくまで真央さんのドール化ではなく、真央さんのコスプレをしたリカちゃんと言った所です。
着替えさせてみると、フィギュアの衣装はツーピース式に分かれており、ストッキングとスコートは一体化しているのが分かりました。スケート靴は、左右に蝶番式にパッカーンと開いて、足を挟むように履かせる仕組みです。
そこで、真央リカちゃんに早速浴衣を作って着せてみました。この生地は、百均屋で姉が買ってくれた季節品で、面積は和服を仕立てるのに十分あり、更紗のような柄、色、楊柳の素材が涼しげで、この青系が似合いそうなリカちゃんの浴衣にぴったりそうに見えました。
しかし張りやコシはない生地で、更に横方向に伸縮性はある為、和服に仕立てるのは不向きじゃないか?とも迷いました。案の定、皺加工のせいで生地に厚みが出て見えるし、綿100%の割にアイロンもピシッと利かない為、何とも着付けがもったりして見えます。
座れば未だしも、立ち姿では特に気になります。
縁台代わりに使用しているのは、立川のキッチン用品店で買った、多分小物を並べる為の台。リカちゃんには少し大きめですが、何とか収まって見えます。ずっとベンチではない縁台が欲しくて、いっそ園芸用の竹で組もうかと思っていた所でした。キッチン用品店では、ミニチュア等のドールに使えそうな物が結構見付かります。
帯は会津木綿。この浴衣を作り始める時から、はっきりした緑色の帯を合わせようと考えていました。
着物も帯も大人しく渋めなので、髪飾りや帯飾りで華やかさをプラス…と思いましたが、どうもしっくり来なかった。しっとりはんなり潔くシンプルが、このリカちゃん&浴衣には合うようです。
70年代位までの着物モデル(人間の)って、こんなヘア・スタイルが多かったように思います。
このお団子頭は、長い髪を纏めて束ねている訳ではなく、これ以外出来ない髪型になっています。その為、一度乱れると整えられないのが難点。ジェルとかで固めるしかないのかも。
今回の反省として、色柄的には浴衣らしく仕上がったと思うのですが、楊柳で和服を作る事はもう二度となさそう。次にこの生地でドール服を作るのなら、ムームーみたいなサマードレスに挑戦するつもりです。
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