イギリスのフリーマーケットでは、中身の入ったままの古い裁縫箱や手芸材料をどっさり山のように販売しているストールを良く見掛け、明らかに故人の遺品を家族が売っているのだと分かります。そう言う手芸材料は、そもそも遺族が整理出来ない程大量&雑多だから、一気にフリマで処分したい訳で、複雑に絡まった半端なく汚れたレース・テープとかが多く、ドール服作りに活用出来そうな物を発掘するのは困難です。
そんな中、今回は割と綺麗な状態で、中々美しい繊細なレース・テープを見付けました。
レース・テープは二種類あり、上のスカラップ状のは幅4㎝程度×長さ3m以上、下は幅約6㎝×2m以上あります。どちらも機械編みのトーション・レースで、少しシャリッとした感触の多分細いリネン糸で編まれています。
見た目は傷んでないものの、おばーちゃんの箪笥の匂い処か流石にカビ臭かったので、この撮影の後に手洗いしました。長年染み込んだ古い匂いは、洗っても落ちない事が多いと聞きますが、今回はちゃんと取れました。
そして特に目を引いたのが、この古い大きな糸巻き。年季の入った木製品の、艶や丸み等の良い味が出ています。こちらは、ドールの撮影時の花台とかの家具として利用出来そうです。
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