2024/06/10

赤紫のビンテージ羽織り

昨年の一時帰国での武蔵野リサイクル・ショップ巡りでは、ドール関係の他にも着物用の羽織りを買ってみました。日本で長く流行っているロング・カーディガンの中でも、ドルマン・スリーブやベル・スリーブだったりすると、シルエットが羽織りと大差なく、返って羽織りで代用したら面白いのではと思ったからです。そして、全身和装と違い羽織りだけなら、イギリスの普段の外出にも洋服の上に合わせられるからです。

この羽織りを選んだ決め手は、ビンテージらしさが十分出ている事。大正~昭和初期っぽい生地で、柄は梅紋+菊紋。一見渋く地味なようで、何気に花柄は大きく大胆です。地色は、意外とどんな色にも合う紫系です。合わせるボトムは、紺色のチュール・ロング・スカートか、黒いガウチョ・パンツにしようと考えています。

良く見ると、赤紫色の地色には折り鶴の地紋入り素材はクレープ・ジョーゼットのような薄いシャリシャリした化繊地で、全く高級ではありません。その分洗濯機で気軽に洗えるし、着心地も軽くて上々です。

実際一度洗ってアイロンを掛けましたが、しばらくするとまた自然にヨレヨレになっちゃっいました。もし本当に羽織りとして着物と合わせるのなら、ピシッと糊付けが必要なのかも知れません。しかし、普段着の単なる羽織物としては、多少ヨレヨレでも、どうせ動作で皺がすぐに出来るから十分です。

裏地も梅紋で、ビンテージらしさが出ていて可愛い生地です。


普段使いの中古着物&羽織りならかなり安く手に入るので、もし英国に持ち帰る荷物に余裕があれば(あった試しはナイ)、義妹にもお土産として買って行こうかと思っていた位です。以前義妹がロンドンの日本フェアで購入したらしい、おばーちゃん用に違いない渋い羽織りを着ているのを見ましたが、派手な方が義妹の好みに絶対合うはずです。そして日本の衣料でも着物や羽織りなら、大分恰幅の良くなった義妹でも着用出来るサイズだからです。




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