夏頃のフリーマーケットで、おもちゃが一つ20ペンス、6つで1ポンドと書かれた、小さな中古玩具の詰まった段ボール箱がありました。その中にシルバニアファミリーの服と思しき物が何枚かあり、デザインが可愛く状態の綺麗目な物を数枚選んで買って来ました(他はララループシーのミニチュア人形を買った)。
私はシルバニアの人形は持っていませんが、リカちゃんの妹人形、ミキちゃんにもぴったりa合いそうな大きさだと睨んだからです。
リカちゃん人形の双子の妹、ミキちゃん＆マキちゃんの内、ミキちゃんだけは数年前にイギリスのフリマで、日本に住んだ事のある家族から購入して持っていました。このミキちゃんの方は、まあまあ許せる可愛さなんだけど、双子の片割れマキちゃんの方は、顔が可愛くないから要らないとか文句を言っていました。
が、2,3年前にマキちゃんのフェイス・プリントが結構大きく変更され、かなり可愛くリニューアルされました。それで、今度日本に帰ったら、マキちゃんも買おうかなと考えていましたが、…どうせ彼女達のアウトフィットは、小さ過ぎて私には作れないから～と見送りました。既に買ってあるミキちゃんの方も、一着だけ作った服を着た切りスズメで、ガラスのキャビネットに長年飾ったままで全く構っていません。
そもそも髪が、元々妙なカールの付いた髪型の上、買った時点でも結構ちりちりに傷んでいました。お湯パーマを掛けてウェイビーにしてセミロングにカットしたりと、一応色々手を加えてみましたが一向に可愛くならず、その上キャビネットの中でポリスリーブも掛けずに飾ったまんまだったもんだから、更に髪が乾燥して広がり捲っていました。これじゃあ、服を作って着せようと言う気にもならんよね…と言う事で、再度髪型を変更する事に。
デフォルトの髪は、幼児には不釣り合いな、床に届きそうな程のロングヘアとボリュームでした。それで、いっそ子供の髪型の王道オカッパにする事に。髪の傷んでいた部分はザクッと切り落とし、石川五右衛門状態で浮いていた前髪は幅広ゴムバンドで押さえ、引っこ抜いた頭全体をラップでぎゅぎゅっと包んでお湯パーマです。
うん、ショートボブ、子供らしくて可愛いじゃん。今までミキマキの髪型には、赤ん坊時代以外は無かったはず(…キャッスル製にはあるのかも知れんが)。ついでに、変だった前髪も切り揃えてオンザ眉毛に。髪質自体が傷んでいるので、撮影している最中にも再びボサボサとどんどん広がって来ますが。
シルバニアの服の中で、まずは文句なしに可愛いピンクのカントリー・ドレスを着せてみます。白い襟、水玉のエプロン、濃いピンクのリボンも可愛い。うちのミキちゃんはフットウェアはデフォルトの水色の靴しか持っていないので、ロッティーちゃんのを借りています。
次に、白地に青い星柄の、愛らしく爽やかなセーラー・カラーのサマー・ドレス。
赤い大きなリボンが良いアクセントになって、トリコロールで纏めてあります。
ピンクの二色のサテンのドレスは、胸元にピジューも付いてパーティー向けの装い。流石にこれは、体型にあっていないのが明らかです。フォーマル・ドレスは、体にフィットしないと。
このギンガム・チェックのサロペットは、ズボンのみだったので、赤シャツを作って合わせています。留め具は一切なく、背面で交差されたサスペンダーに体を通すだけの仕組みになっています。
可愛いことは可愛いが、最早四歳児と言うよりは一歳児みたい。
シルバニアファミリーは、イギリスで普通に売られている玩具としては最も可愛く品が良い商品の一つです。当然元の生まれは日本ですが、今はヨーロッパ独自に展開していて、バッジャーやハリネズミ等ヨーロッパならではの動物キャラクターもあります。これらのアウトフィットを手に取って改めて思ったのは、他のイギリスで売られているドール用のアウトフィットに比べて、この小ささの割には造りがとても良いと言う事です。
シルバニアの服が大きさ的にもデザイン的にも合うと言う事が分かったし、それらさえ手に入れば、今後もミキちゃんにアウトフィットを縫って上げる事はまずないと思っていました。…が、キノコ柄のサマードレスを年中着せたまではあんまりだと、ついでに新しい服を作って着せてみました。
幼児にこんな渋い色合いってどうかな？と思いましたが、肌の色にさえ合えば問題ないようです。ホリー・ホビーの服装みたいで、返って渋さが可愛いと思いました。
スカートの裾のボーダー模様は、実は布耳のデザインで(多分日本製)、可愛いからそのまま利用しています。
しかし、このサイズのスカートとしては生地が厚過ぎたようで、おまけにピンタックも入れた為、膨らみ＆広がりに妙な張りが出ちゃいました。ギャザーを寄せた時を考慮して、ちっちゃい子のアウトフィットは、ティーンの1/6ドール用より更に薄い生地じゃないといけないようです。
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