2024/04/14

桜の名所、二本松霞ヶ城 4

 

昨年の春にお友達のキチ吉ちゃんと訪れた福島県屈指の桜の名所、二本松市の霞ヶ城で、二本松駅から歩いて山一つ越え、更に城山を麓から登ってやっと本丸跡の頂上に到着しました。

まず、大石垣がド迫力! まるで空中に聳え立っているようで、ここに天守台が立っていた時は、本当に天空の城状態だったと想像します。

ここの石垣の一部は近年復元されたものらしいのですが、「太穴積み」と呼ばれる小さな不揃いの石を積んだ石垣は初めて見ました。今は金網で覆ってありますが、昔はどう固定していたのでしょうか。

一際高い場所が、天守台跡。そして、ここからは安達太良山が最高の眺め。

…と言いたい所ですが、生憎写真に残っていたのは、山が随分霞んで見える、自分が実際に眺めたのとは程遠い景色で相当ガッカリです。伊豆半島で富士山の写真を撮った時も、上手く行かなかったなあ。

デジカメより、スマホで撮った写真の方が、AIが仕事してくれて若干マシでした。


 

安達太良山は城の西に在る為、ここから撮影するなら午前中がベストと思われます。

南西には、二本松市街地と奥羽山脈の山並み。

一方こちらは、東の阿武隈高地方向。

感動的に桜密度の高い北東のスポーツ施設周辺は、ここからは桜の海状態に見えます。

この霞ヶ城は、室町時代中期に二本松氏に寄って築城されました。標高345mの「白旗が峰」に築かれた為、「白旗城」の別名もあるそうです。この地は奥州街道上の要所にあり、戦国時代には多くの武将が戦いを繰り広げました。また戊辰戦争時も、激しい戦いの舞台になったのは前途の通りです。

日本の城には立地的に山城、平山城、平城の三つのタイプがあり、すっかり霞ヶ城は山城だと思っていましたが、平山城に分類されるそうです。これが「平山」なら、「山城」って一体…。

午前中は快晴だったのに、生憎正午に近付くにつれ大分霞み始めて来ました。時間がたっぷりあれば、この城山全体を散策するのも楽しそうですが、我々は再び三の丸跡に向かって山を下る事にしました。

 


 

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