2024/02/24

激怒する白鳥を激写

 

良く散歩に行く近所のヴィクトリア時代のお屋敷跡の庭園だった湖()で、番の白鳥を見掛けるようになりました。

以前この湖では、一羽だけ白鳥の若鳥を見掛けましたが、いつの間にか姿を消しました。もしかしたら、その若鳥が伴侶を連れて戻って来たのかも知れません。

この白鳥は、コブハクチョウと呼ばれる種類で、ヨーロッパの鳥の中では最大です。冬にシベリアから日本に飛来する、オオハクチョウよりも大きいそうです。そして、冬だけではなく通年この国で見掛けます。

英語名は「Mute swan 無声白鳥」で、鳴き声を滅多に出さない為に付いた名前だと思います。


そんな白鳥の番が、のんびり湖畔を散歩していましたが、一羽が湖に戻って行った直後、残された片方がいきなり羽を広げました。

散歩中の中型犬(リードを付けていない)が、突然白鳥目掛けて駆け寄って来たからです。恐らく若い無邪気なワンコで、「わーい大きい鳥さん♪ 遊ぼーよ」と興味津々で近付いたのだと思います。

陸地で白鳥が怒って羽を広げるなんて初めて見たものだから、こちらも驚きました。顔も、平常と違って明らかに怒っています。

羽を広げるとデカさ倍増で迫力だし、猫みたいに「シャーーーッ!!」と怒鳴るんだあと意外でした。犬の方も、威嚇されてスゴスゴ引き下がったから良かったものの、白鳥は優雅な見た目とは裏腹に凶暴だし強力だから、人間の骨位は折ります。もし戦ったら、明らかに犬に勝ち目はなかったと思います。皆様も、イギリスではむやみに白鳥に近付いたりしないようお気を付け下さい。

日本より遥かに動物に対して寛大なイギリスとは言え、いくらリード着用必須の注意書きが掲げられていても、リード無しで犬を散歩させる身勝手な飼い主が多いのも事実です。ここではこの後すぐに様々な水鳥の雛でいっぱいになるのだから、配慮して欲しい物です。

 

 


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