2024/02/09

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

中国語圏では明日から春節、すなわち旧正月なので、ドールでそれをお祝いする事にします。

と言っても、干支の辰柄の中華風の布も置物も持ち合わせがなく、ある物と言えば、随分前に姉が送ってくれたゴルティエ展のお土産の龍柄のクリア・ファイルのだけ()

クリア・ファイルなんで、当然反射する為図案が見え辛いとは思います。光り捲って、何だか妙な写真に。

マレーシアの親戚から、いかにもなコテコテの中華風のお土産を良く貰いましたが、生憎我が家のインテリアに全然合わず(P太の好みでも全くなく)、処分したり人に上げたりしてしまいました。しかし、こう言う撮影の時にこそ、赤と金、または黄色のコテコテ中華飾りは役に立ちそうだと思いました。

春節のドールのアウトフィットは、毎年チイパオでは自分でも飽きるので、今年は漢服を元に現代風にアレンジした服装にしました。あくまで漢服「風」であって、史実や本式には全く則っていません。

漢服風と言いつつ、生地は相変わらず和柄の綿生地。中華柄織地のポリエステルの生地も一応持ってはいるんですが(フリマで中国人から買った)、やっぱり綿100%の縫い易さには敵いません。

しかし、この深紅色地に牡丹がメインの和柄でも、金彩は豊富だし、形に寄っては十分中華っぽくも見えるとは思います。

上衣のみ東洋風で、一応筒袖式、袷式に出来ています。スカートは、単なる黒チュール・スカート。

いつか時間が十分ある時に、もう少し本格的なドール用漢服にも挑戦してみたいと思います。深衣と言う漢服は、左合わせが凄く伸びていて、体にぐるぐると巻き付ける仕組みだそうです。

モデルのキャッスル製シオンは、ボディをオビツ27㎝ソフト・バストS胸ナチュラルの可動式に替えています。腕が長くなり、このカッコイイ系のシオンには中々似合っている体型だと思います。

しかし、同じオビツ27㎝のホワイティ(色白肌)を、やはりジェニー&フレンズの中では割と出番の多いフェアリー・フィールドやマリーンに合わせてみたら、碇捲った厳つい肩や逞しい太腿が、嫋やかな彼女達の雰囲気にはどうにも合いませんでした💦 

本当は「らしさ」を出すよう髪をアップにしたかったのですが、一時間近くも悪戦苦闘してさえ駄目ッ無理!!でした。常々自分は不器用過ぎて、ドル活に向いていないとは思っていましたが、本当に泣きたくなりました。一体幾つのプラスティック・ヘアゴムを無駄にし、何本のシオンさんの毛を抜いた事か…()

仕舞にはドールを見るのさえ嫌気がさし(悪いのは明らかに自分なのに)、ヤケクソ気味でポニテの一つ結びにしました。色々と髪飾りを付けたら、…何だかこれで十分じゃね?と言う事に。

髪にも帯にも付けた赤いコード紐の花モチーフは、以前京都の骨董市で買った物。昔の美容室で、和装の髪に付けた飾りだと思います。未だ大量にあるし、ドールの服作りにはかなり役立っています。

頭に乗せたマット・ゴールド色のメタル・パーツは、ワイヤーを括り付け、カチューシャ式にして頭に固定しています。アジア風にも、ケルト風にも意外と合います。

こんな格好をさせたからには、中華アクション映画のヒロインみたいなポーズも取らせてみたかったのですが、その為にはスカートの幅が狭過ぎました。スカートには、大きくスリットとかを入れないと。

そもそも、このやたら長い袖からして、アクションには絶対不向き&非現実的。しかし俳優さん達は、皆こんな袖&ヒラヒラのフルレングスの裾で、ワイヤー・アクションでびゅんびゅん空中を飛び廻っていますよね…。

こんな拳法が本当に存在するかどうかは、全く不明。


 どちらかと言うと、コサック・ダンスのようだし(笑)。

少なくとも、オビツ・ボディは関節の緩さ・硬さが適度で扱い易く、ポーズを取らせるのは楽しめました。

当然この時期は、イギリスでも中華レストランはメチャ混みするので、義父が生きていた頃は、特製の手料理を振舞ってくれて我々も春節を祝いました。が、今は出来合いの点心でも買って来て、夫婦で祝えば十分です。




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