昨年バービーとケン用にクリスマスのペア・ルックとして、実は最初はこの赤いハイウェストのワンピースをバービー用に縫いました。しかし仕上がってから実際に予めモデルに決めていたバービー・エクストラに着せて見ると、…明らかに似合わない!
デザインが合わないのではなく、そのバービーの濃い目の肌色に渋めの赤の布地が映えないのです。日本では「色白は七難隠す」と言われていますが、似合う服の色を選ばない点では、色白は確かに優位だと思います。一方、褐色や黒の濃い肌色には返って映える色がはっきりしていますが、微妙な地黒には合わせる色が難しいのです。
うちで新ボディの色白のバービーさんは、今の所LOOKSの高身長バービーだけです。このワンピは確かにその肌の色には合いましたが、今度は身長の高さと顔の怖さ…いえシャープさには、今度はデザインが合いませんでした。
そこで、赤いからバレンタイン・デイのドレスとして、「Sindy Play」の色白ミュージシャンのシンディちゃんにモデルになって貰いました。
バービー用に作ったアウトフィットは、大抵momoko DOLLには大き過ぎてブカブカですが、シンディなら新旧共に着こなせる物が結構あります。
バービーの袖はシンディには長過ぎるものの、これは元から五分袖に仕立てていたのがラッキーでした。…シンディにとっては、最早五分丈じゃありませんけど。
レースや別布等の装飾に頼らず、今回はこの赤い布だけで仕立てようと、何故か最初から思っていました。この布は、最早フリマかチャリティショップのどちらでで買ったのかさえ憶えていない中古布で、綿100%のはずなのにかなり光沢があります。しかし織り目は結構粗く、綿サテンとかではありません。
別素材が一切ないせいで、やはり地味さは拭えないワンピですが、このカーリーヘアがゴージャスなシンディちゃんには丁度良いバランスに見えます。
フットウェアはハイ・ヒールにしたかったのですが、シンディの足に合うヒール靴がなく、フラットなメリージェーン(ワンストラップ)靴に合わせて、随分子供っぽくなりました。
可動式ボディの割には、可動域が意外と狭くてポーズを取りにくいSindy Play。特に肘が余り曲がらないのは、感情の表現が限られて難点だと、改めて思いました。
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