昨年の七月に夫婦でロムニー・マーシュにぽつんと立つ極めて印象的な教会を見学した後、近くに(と言っても車にとって)未だ行ったことがないアンティーク・モールがあると知ったので訪れてみました。イギリスのアンティーク・モールには、元教会、元校舎、元穀物庫、元兵舎等の様々な建物を再利用している場合が珍しくありませんが、このモールは駅の建物だと言う事にも興味をそそられます。その名も「Station Antiques」。
実際には、一番上の写真が現在も使用されている駅舎で、モールはその脇の付属の元倉庫だったらしい建物に入っています。元の入り口の背が凄く高い為、もしかしたら馬車の車庫だったのかも知れません。鉄道が敷かれても未だ自動車の普及していない時代だったとしたら、馬車で駅まで乗り付けて来る利用者も居ただろうと想像します。
駅にはヴィクトリア時代の郵便ポストが備え付けてあり(現役です)、少なくとも建物は19世紀築のようです。
一方こちらは、売り物のアンティークの鋳物の郵便受け。下部にKRANTEN(新聞)と書いてあり、オランダ製のようです。イギリスの各家庭の郵便受けは、ドアに直接備え付けられた挿入口の場合が多く、箱を掛けるタイプの郵便受けは少数派です。
駐車場は、駅と共有で無料。駅の駐車場が無料って凄いけど、最寄りの村からも結構離れた超ローカル駅で(恐らく無人)、停車する列車は凄く少ないんだろうなあ。
モールの中に入ってみました。一階は、主に家具のようです。
合間に、少しだけ小物が。普通のサイズの1/4程度しかない、とても小さなデコ時代のトースト・ラック。本当にトーストを立てられるのか??
製粉メーカーHomespreadのキャラクター、フレッド君人形。イギリスに住んでいても、Homespreadの小麦粉なんて全く買う機会がなく、フレッド君グッズを貰える商品に付いて来る券なんてさっぱり集められませんでした。
IKEAのガラス製キャビネットが、ここでも大活躍。今廃版になっているので、困っている人は多かろう…。
天井の梁が剥き出しで高く、上部まで商品がぎっしり。
オールド・シュタイフは、イギリスでも人気。今のシュタイフに比べると、昔の製品はなんと品良く愛らしい事か。
古いのかどうかは分かりませんが、中々惹かれる木製のロンドン二階建てバスの玩具。
50年代のカラフルなプリントのショット・グラスのセットは、スタンドのデザインもいかにも50’sで素敵。
味わい深い陶製キャニスターが揃っています。右のは、スウェーデンのJIE Gantofta ジー・ガントフタ製。ーーー2に続きます。
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