昨年の帰国中、姉と一緒に吉祥寺へ出掛け、井之頭公園近くの古着屋さんで、このカーディガンを衝動買いしました。既に十分暑い季節で着る機会は当分なく、おまけにイギリスに持って帰る荷物は既に満杯近くになっていましたが、今だかつてないデザインと二千円と言う安さには逆らえませんでした。
形的にはゆったり大きくシンプルで地味で、なごみ系ですらあります。しかし、左右の袖と身頃の生地を変えてある所が派手です。一方の生地の柄は、アーツ&クラフツ風と言えば、そう見えない事もありません。
もう片方は、黄緑地に白い花が均等に散った爽やかな柄です。もしこの生地だけのカーディガンだとしたら、ナチュラル・ファッションなんかに合う雰囲気だった事でしょう。
端はロイヤル・ブルー色のバイヤス・テープでパイピングされている為、意外と纏まって見えます。留め具はなかったので、ボタンとループは自分で縫い付けました。裏地は、キルティング・シートの綿打ちが剥き出し。タグ等は見当たらず、独特な造りから、もしかして海外の手作り品だったのではと思っています。
そして裏面が、とんでもなく派手なのです。
柄も大きければ、色合いも極彩色。チベット密教の曼荼羅風、それとも中南米風とでも言いましょうか。色合い的には、1990年代に一世風靡したケン・ドーン(雑誌Hanakoの表紙とロゴを担当)を思い出させます。
左右で生地の違う袖と一緒だと、派手さ倍増!
日本なら着るのを憚られるような派手さかも知れませんが、イギリスではこれ位でも一向に目立たないと思います。そもそも派手ではあるけれど、馬鹿っぽくもはしたなくもない。着心地は良いし、無地の地味色カットソー・ワンピと合わせれば、意外とすんなり馴染み使い勝手は上々です。
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