山小屋風チャリティショップで、ビンテージのクリスマス・ツリーのオーナメントの詰め合わせを買いました。既にツリーに全く飾り切れない程大量にオーナメント類は持っているし、こう言う物はもう買うまいと思っていました。が、ボーブル(球形のオーナメント)以外の今まで見た事のないタイプで、更に安いとなると見逃せませんでした。全部ビニール袋に入って1ポンドで、幾つかは50年代、または60年代(の製品)と書いてありました。
まず目を引いたのは、ボーブルとモールで構成されたサンタ・クロース人形二種。その一つは、顔が多分張子で、胡粉が塗った繰られて作られたように見えます。このお顔が、じーさんながら堪らなく可愛い(笑)。手には、小さな松ぼっくりを持っています。
こちらのサンタも可愛く、右手に杖、左手にブドウのようなボーブルを持っています。ブドウ型ボーブルは時々ビンテージで見掛けますが、色がブドウっぽくはない為、もしかしたら松ぼっくりを模っているかも知れません。先出のサンタと共に、使われているボーブルは全てガラス製で、恐らく昔の日本で作られた人形だと思われます。
次に、小さな紙製ハニカムのオーナメント三種。左からベル、雪だるま、サンタですが、サンタの顔まで赤く、返って禍々しくて悪魔っぽい(汗)。これらも、多分日本製です。
プレゼントのラッピングかケーキの飾りに付いていたような、懐かしくも安っちいプラ製のベルも入っていました。毛糸でウッド・ビーズを繋げて、ツリーの飾りとして自己工夫して活用していたのが伺えます。
こちらは、ビンテージとしては定番の、ハンドペイントのガラス製ボーブル。イギリスでは1950~60年代から既にツリー・オーナメント類は輸入品に頼っていたようで、その多くには単に「Foreign 外国製」とのみ記されていますが、球形ガラス製ボーブルはポーランドかその周辺諸国、紙製や人形系は日本製が中心だったようです。
直径2.5cm程度の、小さなガラス製ボーブルも混じっていました。ハンガー・キャップ(上部の紐を通す為の金具)は無くなっていて、元持ち主が苦肉の策でモールを接着し、ツリーに引っ掛けて飾っていたのが分かります。このモールがすっかり色褪せ、古さを物語っています。
最後に、大して古そうではないけれど、プラ製のバンビのオーナメントも紛れていました。頭にはサンタ帽、口にはサンタのプレゼント袋か靴下を加えています。最初は犬かと思いましたが、背中には鹿の子模様が。正直余り可愛くなく、三白眼気味だった眼は後でマジックで塗り潰しました。
また別の日に、地元中心部のローカル系チャリティショップで、再びビンテージのクリスマス・ツリーのオーナメントを買いました。こちらは収納プラ・ケースに詰まったオーナメントが、どれでも10個で1ポンドと書いてありました。しかしその時は余り時間が無かったものだから、全部引っ張り出して確認して選ぶのに焦りました。
まず買わなきゃと思うキッカケになった、ゆる~い動物型のオーナメント。左からネズミ、ウサギ、パンダのようです。こんなの、ありそうで今迄見た事がありません。胴体はガラス製のボーブル、そして手脚耳等がモールで出来ていて、上記のサンタ人形二種に造りが似ており、多分これらも日本製です。
右手に傘を持った、赤い衣装の女の子の人形型オーナメントで結構デカい。何故傘なのか、そもそもサンタでもエルフでも天使でもないし、本当にクリスマス・ツリー用であるのかさえ謎です。顔は、スチロールにフロッキー加工で出来ているようです。これも恐らく日本製で、昭和の香りがぷんぷんします。
数を合わせる為、ガラス製のボーブルも買いました。ハンガー・キャップの形式から、それ程古い物ではなさそう(70年代以降?)ですが、レトロな雰囲気は十分あります。
これは明らかに、チェコのトウモロコシの皮細工の人形。特にクリスマス用ではないと思いますが、きっと天使に見える為、元持ち主がティンセル(モール)を付けてツリーに飾っていたようです。しかし中欧や北欧で良く見掛ける麦藁細工のオーナメントと共に、この手の人形のみでツリーを飾っても素朴で素敵そうです。
最後の一つは、全く古い物ではありませんが、1/6ドールの小物として使えると思い選びました。今年のクリスマスには間に合いませんでしたが、勿論リトル・ドラマー・ボーイの服装をさせて持たせる為です(…デヴィッド・ボウイの歌声が自動脳内再生)。クリスマスの衣装なら、ドールに作りたいアイディアが未だ幾つかありましたが、今月初めに体調不良で制作出来ず、時間が足りませんでした。また来年の為の、ネタのストックとしよう。
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