2023/12/19

赤とピンクのラインストーンのネックレス

 

8月の連休のフリマで、ビンテージの連爪ラインストーンのネックレスを20ペンスで買いました。

元から人形用だった訳でははなく、れっきとした人間用でした。ラインストーンの輝きは十分美しく、中央からグラデーションに並んだデザインも中々素敵で、全て爪留めで造りもしっかりしています。

が、実を言うと、赤とピンクの石の組み合わせと言うのは、余り好きではないのです。多分姉の好みにも合わないはずで、そもそも姉にとってはボリュームが乏し過ぎます。連爪のラインストーンの部分のみは、長さ8cm位。ならばいっそ、ラインストーンのみの部分を切り取り、ファッション・ドール用にしてみた方が利用出来るのではないかと思いました。

顔の大きさや肩幅のバランス的に、momoko DOLLやバービーでは合わなかったので、頭が大きくボディむっちり目なビンテージ・シンディちゃんの出番となりました。

ロングヘアのドールも、連爪に髪が絡まり捲って不向きでした。それ故、この古くて髪質と植毛に難有りな為に、年中ひっつめ頭にされているシンディを採用。

では、どんなドレスをこのネックレスに合わせよう?と考えた時、服の地色は白か黒か赤しか思い浮かびませんでした。そもそもこのネックレスの色合いが好きじゃねーなと思ったのは、合わせる服の色が凄く限られ、非常に着用し辛いと思ったからです。

実際にネックレスを色んな布の上に置いて合わせてみて、白は季節的に合わず、そもそも柄物はしっくり来ませんでした。結局ネックレスの地金と同じ金色の、無地でも十分間が持つシャンタン生地を選びました。自分で着る事は、確かにまずない服の色です。

合わせる服のフォルムとしては、最初は1950年代風のスカートの大きく広がったエレガントなドレスしか思い浮かびませんでした。しかし、思っていたよりもネックレスのボリュームがドールにとって相当大きいのに気付き、どちらかと言えばモダンなゴージャス系なので、セクシー&グラマラスな路線に急遽変更しました。

どちらにせよ服のデザイン的には、ネックレスが映えるよう、出来るだけ襟開きの大きいドレスにするのは外せないと思っていました。それで、結局チューブ(ベア)トップが一番だと言う事になりました。

 ミニのタイト・スカート+チューブトップ・ドレスに、ペプラムを合わせています。


実を言うと、タイト・スカートにペプラムと言うスタイルは、コンサバなイメージがあって余り好きではありません。が、このビンテージ・シンディちゃんには、意外と似合っているように思います。

このチューブトップ・ドレスは、一度綿生地で試作してから作ったはずでしたが、身頃にダーツを入れるのがヘタクソ過ぎて左右均等ではなく、ボディにちゃんとフィットしていません。

ペプラムは、取り外し出来る仕組みにしました。

今回はネックレスが主役なので、あえてペプラムをアシンメトリーに着用しましたが、そうじゃない場合は中央に花型のオーナメントを持って来て、普通にシンメトリーに合わせても。

肩の露わに開いたチューブトップには、本当はボレロかショール、または長い手袋を合わせるのがお約束です。

今回このネックレスをドールに着用させてみて気付いた事は、こう言うボリュー三―なネックレスは、胸にもある程度ボリュームがないと映えないと言う事。道理で、欧米人には好まれるのに、日本人には人気がない訳だ…。シンディは特に巨乳と言う訳ではありませんが、胸板はかなり厚めです。

ビンテージ・シンディの基本的なボディは、可動域が極めて狭いので、最初はフル可動式の「Sindy Play」のシンディをモデルに使いたいと考えていました。しかし、体型が似ているように見えても、実はかなり違います。また、ボディの素材も違って服の生地が滑る為、綿の試作ドレスなら合っていたのにも関わらず、「Sindy Play」はこのドレスをまるで着こなせませんでした。

そもそも、やはりビンテージ・シンディの方が、お顔は可愛いのです。最終的には、こんなに可動域が狭くてもちゃんとモデルを務めてくれ、やはりアウトフィットに似合っている事が一番大切なように思います。

因みに今回背景に使用した布は、山小屋風チャリティショップで手に入れた、ローラ・アシュレイのビンテージです。布耳のロゴからして、結構初期の物かも知れません。ちょっとクセのある色使いだと思いましたが、背景としては意外と映えるようで活用出来ます。

 

 

 


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